京都→名古屋間乗継ぎ(4・桑名→名古屋)

最後の区間。これも以前の乗り継ぎでは長島や弥富を経由していたが、今回はルートを変えて木曽三川公園経由で行ってみた。正直こちらの方がハード。

名駅メイト前(桑名市)→上深谷町(桑名市)
桑名市コミュニティバス「K-バス」北部ルート(約20分・100円)


名駅三重交通バス乗り場の北隣にコミバスの乗り場があり、北部・多度方面への唯一の路線である北部ルートもここから発着。小さな車体を生かし狭い裏道ばかりをこまめに走行。尚、運行は中日臨海バスが担当。

深谷町(桑名市)→下野代(桑名市多度町)
徒歩(約1.5km)

多度町桑名市に合併されたが、この間には直通するバス路線は一つもない。時間がないので早足で移動したいところだが、前日の鈴鹿峠で歩きすぎた疲れが残っているので全く走れない。

下野代(桑名市多度町)→多度駅前(桑名市多度町)
桑名市コミュニティバス「K-バス」多度ルート南回り(約25分・100円)
多度駅前(桑名市多度町)→油島大橋西詰(桑名市多度町)
桑名市コミュニティバス「K-バス」多度ルート北回り(約30分・100円)


多度町にも桑名市市街と同じコミバスが走っており、路線もいくつかあるものの、全て1台のバスで賄っているため運行頻度がかなり低い。こちらの運行は三重交通で、この時は乗務員数人が同乗しルートの確認と世間話で盛り上がっていた。そのチラ聞きした話によると、以前乗り継ぎで利用した弥富市の巡回バス(同じく三重交通が運行し、無料)が増便&有料化するとらしいが…*1

油島大橋西詰(桑名市多度町)→農業改善センター(愛西市)
徒歩(約1.7km)


揖斐川にかかる油島大橋を渡り、一旦岐阜県に入る。橋の上からは、はるか先にいよいよ名古屋駅が見えてきた。

ここにあるのが木曽三川公園。江戸時代の氾濫や伊勢湾台風、社会で習った輪中などの資料があるらしいが、館内の大半は有料。名古屋方面から公共交通でのアクセスは、下記巡回バスと名鉄電車の乗り継ぎが距離的に最も近道。

農業改善センター(愛西市)→ラビデンス日比野(愛西市)
愛西市巡回バス佐屋ルート(約60分・無料)


路線バスのない愛西市で貴重な足になっているのが、市自ら運行している巡回バス。文字通り基本は福祉施設への送迎巡回なので、乗客はほぼ全て高齢者、それも見た目80以上のじいさんばあさんばかり。
降車ボタンはあるが、次停留所表示・車内放送はなく、バス停もゴミ捨て場の表示と同じサイズの看板が1枚貼ってあるだけなので、今どこを走っているのか十分に確認する必要がある。今回は津島市内のバス停に最も近く、近くに名鉄の駅もある日比野で下車。

ラビデンス日比野(愛西市)→愛宕(津島市)
徒歩(約1.2km)


愛西市は逆コの字型で、丁度その凹んだ部分である津島市から名古屋市内方面行きのバスがある。巡回バスは見事に津島市を避けているかのような路線網なので、市の境を行き来するには歩くしかない。写真の西愛宕町交差点あたりが丁度愛西市津島市の境。

愛宕(津島市)→名古屋(名鉄バスセンター名古屋市中村区)
名鉄バス岩塚線(約40分・570円)


いよいよラストの路線。田畑が広がるのどかなところから、名古屋駅まで1時間に1〜2便もバスが出ている。
結果的に10km以上も歩きが入ってしまったが、鉄道や高速道路を一切使わずに移動できたのでよしとしよう。

一方こちらは名古屋駅〜栄の都心ループ用新車。初代は小型ワンステップ+固定窓+木製シートと色々特徴があったのに、2代目はただの中型ノンステップと化してしまった。

*1:実際その後、同年6月から巡回バスは弥富市コミュニティバスとしてリニューアル&有料化