撮影写真より



4年前、大阪市営のふそう製バスで急ブレーキをかけた際に非常口横の座席が前に跳ね上げる事故が起こった。これを受けてふそうはリコールを提出、対象車両の非常口横とその後ろの席の使用停止を呼びかけた。対象車は近年にふそうで作られたほとんどの車両だったため、この時期は全国的にこのような光景が見られた。中には京都市のように対象車でも特に使用停止にしなかった事業者もあった。
上が発端となった大阪市営の使用禁止例。単に張り紙をはっつけただけなので、明らかに3席とも誰かが座った跡がある。元々のきっかけとなっただけに一番危険性があるはずなのだが、もうちょっと何とかならんかったのか。
下が神戸市営の例。ここは張り紙の他にロープでくくりつけてあり、簡単には座れないようになっている。こうやったらもう座れんね。
ただでさえ座席の少ない路線バスで3席も減らされたため、当時は来たら来たでかなりハズレ扱いされていたであろうふそうのバス。しかし普通の人はパッと見ではバスのメーカーなんてあまり分からないので、まさに乗るまで分からないという。メーカーのエンブレムなんて特に都会のバスは滅多に付けないし…。