撮影写真より


富士宮駅の電話ボックスにて。既に携帯電話の普及で公衆電話そのものが減りつつある今に「公衆電話もカード時代」というコピーは逆に新鮮に感じる。
テレホンカードが登場したのは82年末のこと。これの下にある公衆電話そのものはとっくに更新されているのに、こちらはターミナルなのに実に25年以上もここに入れっぱなしということになる。まだ電電公社の時代なので「電報電話局」という表記も残っている。
地図の左にある「長崎屋富士宮店」はとっくの昔にテナントから撤退、建物は廃墟を経て数年前に解体し今は更地。バスターミナル右側にある「大和ボーリング(大和ハニーボウル)」も今年になって閉鎖になり、現にこの時は解体の真っ最中。長崎屋の上にあるパチンコ屋も既にないが、それ以外は電報電話局=NTT含め現在も残っている。といっても特にターミナルビルや富士急ホテルは古さを隠せない。現在はこの裏側(南口)にあるイオンが駅前で最も栄えており、メインの北口は25年前に比べてすっかり寂れてしまった。