撮影写真より


愛知県豊山町の社会教育センター内の昔の展示コーナーにあった、派手なひな人形。神棚のような仏壇のような、巨大な屋根飾りを構えている。これを御殿飾りという。愛知ではなく、関西方面で江戸末期から大体100年くらい流行った。今では屏風を置くだけと大きく簡略化してしまい、それこそこのように資料館や博物館で展示するレベルの品物。市販も殆どされていない。
金鯱があるのがいかにも名古屋らしい…と思いきや、デザインモチーフは京都御所の紫宸殿という。勿論実際の御所に金鯱なんて付いていないが、検索すると半数くらいの御殿飾りには金鯱がある。派手さを出すため?