撮影写真より


祇園祭・山伏山の懸装品。恐らく以前使っていた水引か何か。柄に紛れているが、数百年は使っているのがザラなので結構ボロボロ。なので京都では大体このくらいの時期になってくると、どこかの山鉾が水引や装飾品を新調したというニュースが必ず入る。どの山鉾の懸装品も古代からの伝統技法が使われており、非常に精巧で緻密、更に水引になるとサイズも巨大なので、一つ作るのに数年・数百~数千万円、複数揃える場合は計10年1億円はかかるものもあるため、ボロボロだからといってそう簡単に作れるものではなく、新調する場合は大抵江戸時代後期以前から使っている。