撮影写真より


札幌市交通資料館の保存車両の運賃箱を、普段は中々見られない運転席側から見てみる。通常、保存目的のバスの運賃箱は撤去されるはずなのだが、ここの場合はそのまま残っていた。
操作盤に付いているのは磁気カード関連のもので、子供運賃での対応や複数人の対応、乗車時にカードを通し忘れて整理券番号が記録されていない場合の対応などを、ここで素早く操作する。運転手はこれらの操作も覚えなければならず、もたもたしていると遅れにつながるので大変。IC対応になった今は運賃箱自体の高機能化もあって更に操作範囲が増えている。
逆にカード非対応の、昔ながらの運賃箱の操作盤はかなり小ぶり。硬貨不足などのランプばかりで、ボタンといえばせいぜいコンベアの停止スイッチくらい。殆ど覚える必要が無いのでこちらは楽。