4列シートで運行する北三陸初の夜行高速バス。内陸北部も経由する一方、既にいくつか3列シートの夜行路線が存在する盛岡からは廉価版の高速路線という一面も持つ。久慈はメガヒットを飛ばした朝ドラ・あまちゃんの舞台兼ロケ地ということで、客入りも好調の模様。東京側の運行会社であるフジエクスプレスは、都内各地のコミュニティバスの運行を担当している富士急グループのバス会社。
乗車区間は田町駅入口→久慈駅。
22:45
東京駅八重洲口から10人を乗せて発車。駅前のバスターミナルはJRバスが関係している路線しか乗り入れ出来ないため、この路線は向かいにある路上バス停からの発着となる。同じバス停からは大阪バスのニュースター号も発着。
23:04
東京ドームホテルを通過。フロントへの通路は大量のタクシーが停まっている上に直角コーナーもあるため、フルサイズの大型バスが乗り入れるにはかなりきつい。そのまま首都高飯田橋ランプに向かい東北道に入るが、何故か消灯しないままでカーテンも開けっ放し。
24:15
佐野SAで休憩。本来は10分だが、時間があるのか30分も休憩していた。ここを発車してようやく消灯。
6:40
盛岡駅西口着、4人下車。市内を通り4号線方面へ。
8:21
二戸駅通過。やはりここも出発後は高速道路に引き返し、一戸IC〜九戸IC間を走行。
8:45
九戸IC近くにある九戸オドデ館・道の駅おりつめに到着、1人下車。どうやら大半の乗客は久慈まで乗り通す模様。久慈方面には高速道路が無いため、ここからは一般道。軽い山道となっている県道戸呂町軽米線・国道281号線をひたすら走る。
9:28
30分ほど早く久慈駅に到着、全員下車。あまちゃん効果で駅前は観光客だらけ。
- 時刻・停留所
- 運行会社は予約サイト「発車オーライネット」で確認可能。停留所は多いものの、おおむね東京側はフジエクスプレス、岩手側は県北バスの沿線。盛岡〜久慈間は150km近くあるため、特に久慈発着の場合所要時間がかなり長くなる。
| ↓ | ↑ | |
|---|---|---|
| 22:00 | フジエクスプレス芝浦車庫(芝浦アイランド内・東京都港区) | 7:45 |
| 22:07 | 田町駅入口(東口東京工大附属科学技術高前・東京都港区) | 7:38 |
| 22:20 | 六本木ヒルズ(ヒルサイド1階・東京都港区) | 7:25 |
| 22:45 | 東京駅八重洲口(住友生命ビル前・東京都中央区) | 7:05 |
| 23:05 | 東京ドームホテル(東京都文京区) | 6:45 |
| 休憩 | 東北道佐野SA(栃木県佐野市) | 休憩 |
| 休憩 | 東北道紫波SA(岩手県紫波郡紫波町) | 休憩 |
| 7:00 | 盛岡駅西口(25番乗り場・岩手県盛岡市) | 23:00 |
| 7:20 | IGR厨川駅(県北バス盛岡営業所・岩手県盛岡市) | 22:35 |
| 7:40 | 八幡平おらほの温泉(東北道西根IC北・岩手県八幡平市) | 22:15 |
| 8:40 | 新幹線・IGR二戸駅西口(岩手県二戸市) | 21:15 |
| 9:00 | 九戸オドデ館(道の駅おりつめ・岩手県九戸郡九戸村) | 20:55 |
| 9:50 | 八戸線・三鉄久慈駅(岩手県久慈市) | 20:05 |
| 10:00 | 県北バス久慈営業所(久慈駅東・岩手県久慈市) | 20:00 |
- 運賃(単位：千円)
- 小人半額・往復券は設定なし。航空券ではおなじみの幅運賃制度を高速乗合バスとして初めて採用しており、乗車日や予約状況などにより運賃が随時変動する。基準が公表されていないため詳しい内容は不明だが、空席がある場合大体平日・週末・お盆年末年始などの繁忙期の順に高くなっていく模様。平日と土日はそこまで価格差は無く、どちらも大体運賃幅の中間〜下の中辺りの価格になっていることが多い。
| 盛岡市内 | 44〜65 |
| 八幡平 | 48〜70 |
| 二戸駅 | 52〜75 |
| 九戸 | 55〜78 |
| 久慈市内 | 60〜85 |
- 予約・発券
- 1ヶ月前より発売。発売窓口の記述がどこにも無いため詳細不明だが、ネット予約すればコンビニで手軽に発券可能。
電話…富士急コールセンター0555-73-8181 / 岩手県北バス予約センター019-641-2424
ネット「発車オーライネット」…https://secure.j-bus.co.jp/hon
コンビニ…ローソン/ ファミリーマート / サークルKサンクス
乗車便は岩手県北バス。全体に久慈のラッピングがされた当路線専用車両となっている。最近の車両なのでレーダー等も完備。
4列シートだが、メーカーサイドがオプションで用意している、標準よりも若干横の幅が広いワイドシートを装備、更に座席間のアームレストもあり、そこまで隣は気にならない。フットレストは無いものの、夜行バスらしく毛布とスリッパは各座席に用意。
尚、最前列の席(1〜4番席)は乗務員用スペースとなっているため利用することは出来ない。交代要員の乗務員も乗客同様客席で仮眠を取ることになっている。
