撮影写真より


たまには風景写真も。夕暮れの三重県鳥羽市にて。
右手に見えるのは坂手島という小さな島。本土からの距離が1kmもないため、小さいながらも400人以上が住んでおり、定期船も1時間に1〜2便出る他、島内には簡易郵便局もある。
左手にあるのが答志島、こちらは逆に三重県で最も大きな島で人口2500人。開けているように見えるのが定期船の港もある和具地区。坂手島と答志島の間にある山のような部分も離島で、人口400人の漁業の島・神島。三島由紀夫の『潮騒』はここが舞台となっており、重要な観光資源にもなっている。神島の更に後ろにうっすら広がっている山は対岸の愛知県で、渥美半島の先端・伊良湖岬。この辺りから愛知県は随分遠いイメージだが、ここは伊勢湾で最も狭い区間で、鳥羽と伊良湖岬の距離は十数kmしかない。定期船「伊勢湾フェリー」も運航されており、この船が国道42号線の代わりにもなっている(いわゆる海上国道)。伊勢・鳥羽〜東京方面は、特に車の場合は名古屋を経由するよりもこの航路を辿った方が大幅にショートカットできる。