サンムーン・その01

続き。テンカラットヒルをクリアするとロトム図鑑がそのまま手に入る。DS以降のタイトルでは下画面にアシストデバイスが付くのが恒例になり、今回も製品版では様々な機能が付くはずだが、体験版ではさきほど流れたプロモーションムービーと、サン・ムーンのDL版が買えるeショップへのリンクのみ、いずれも遷移するには体験版を終了させる必要がある。それぞれのリンクボタンの枠外をタッチするとちゃんとロトムが反応する。


改めて街を歩いてみる。一部ポケモンや人で道を塞いでいる区間があり、ここは恐らく製品版でないと通れないようだ。何台か車が停まっているが、アメリカ領であるハワイベースということで、アメ車らしいピックアップばかり、しかもパトカーまで。
目立ったのが、あと何日後に何かが起こることを示唆している人々。ピカりん(ピカチュウ)の誕生日、船に乗るので見送りに来てほしい、闇取引…等。今作のウリの一つであるリアルタイム連動の一環で、実際に配信初日に明日ポケセン前でいいものをあげると言った人からは「きれいなハネ」が手に入った。一通りやったら二度とやらないのが普通の体験版だが、特に女の子の見送りは3週間以上も先なので、体験版なのに何度もプレーしたくなるという中々面白い工夫。製品版ではこれが更に多く仕込まれているはずなので、把握するだけでも結構大変且つ楽しみになる。但し、今回貰った「きれいなハネ」は従来作までならば何の効果も無ければ殆ど値打ちも無いスカアイテムなので、必ずしもいいことやレアアイテムが手に入るとは限らない。


観光案内所前の人に話しかけるとマウロ山道にワープ。ここで新機能の一つ・ポケモンライドが体験出来、今回はケンタロスに乗る。前作でもサイホーンなどで既に実装されていたが、サンムーンではそれの正常進化版。Bボタンを押しながらダッシュすることで高速移動+岩破壊が可能。頂上まで行くと、謎のハゲおじさんから「ほしのすな」進呈。きんのたまおじさんを彷彿とさせる決め台詞を吐いて去って行く。ポケモンGOでは必須アイテムだが、本編タイトルではやはり換金にしかならない。



その後テンカラットヒルに行くと、前回と様子が変わっている。ケンタロスライドで岩を破壊して右に行くと捕獲チャレンジ。戦闘中は下画面左上orYボタンがボール選択画面へのショートカットキーになるので、一々アイテム画面を開く煩わしさなし。捕獲の際につい連打してしまう昔からの癖。まだPCが使えないので、手持ちが一杯になると逃がすしかない。3体以上の捕獲記録を残すとここで「きんのたま」入手だが、これと引き替えに結局捕獲ポケモンは全て逃がす。
ヒル正面奥にはトレーナーが何人かいる。岩タイプの「イワンコ」なら楽だが、それ以外は弱点を突けないので意外と苦労する、しかも体験版では店は休業で何も買えない状態であり、回復手段が極端に乏しく毎回ポケセンに行かないと危険。全員倒して入口のエリートに話しかけるといきなり不意打ち、しかも相手は苦手なジャラコピカチュウ。こういう時こそZ技だが、体験版ではあの借り物ピカチュウの1回限りのみにつき発動不可であり、普通に全滅しかねない。体験版であれ全滅するとしっかり金を持って行かれる。力ずくで倒すとまた「ほしのすな」をくれる。



これで大体体験版は一通り済んだ。発売まであと1ヶ月しかないので、GUI等はこのまま変えられることなく、基本スタイルは製品版と同等。戦闘周りは新機能が増えた代わりなのか、やたらとユーザーフレンドリーになってとても分かりやすくなった。今までポケモンを敬遠していた層にもこれならやりやすいのではないだろうか。経験層も新ポケモンやアローラフォルム相手の戦い方もすぐ把握出来る。
ただ、一部の見にくさに加え「Lボタン=Aボタン」機能がまたまた喪失していること+Xボタンでの全閉じ機能も削除さているのが非常に残念。しかし上記の通りもうゲームはほぼ完成しているので、発売までにこれらが改善されている可能性は限り無く低い。アップデートも先ず期待しない方がよく、厳選中も両手プレーが必須となる。