奈良・斑鳩・天理・飛鳥

奈良は今までちょろっとなら巡ったことがあるが、本格的に一日中巡ったのはこれが初めて。今回使用したきっぷは「奈良世界遺産フリーきっぷ(奈良・斑鳩・吉野エリア)」。近鉄京都線の平城以南、奈良線の学園前〜近鉄奈良大阪線の大和八木〜室生口大野、橿原線天理線吉野線の全線、そして奈良交通の特定区間が3日乗り放題。但しフリー区間までの往復は1回分なので泊まらないのなら実質1日で乗り切る必要がある。値段は京都発なら3000円で事前発売のみ。裏が白い券なので近鉄に乗る場合必ず有人改札を通る必要がある。これがあれば奈良、法隆寺周辺、飛鳥、吉野山などの観光地を一度に巡ることが出来るが、今回はバスとQMAを巡るために使わせていただきました。


スタートは学園前。ここから赤膚山→JR奈良→法隆寺→王寺→県庁→天理駅と一気に攻める。


奈良交通の一般車両は尺が長いタイプ。更に古い車は観光バスも顔負けの全固定窓で、もちろんエアサス。でもリアの補助灯が何故か真ん中にある。
他の特徴としては、次停留所アナウンスが鉄道のように到着直前にも入る。あと運賃が全体的にかなり高い。奈良市内均一区間は一律180円だが、その区間を一つでも抜けるといきなり100円近く高くなる。その後もどんどん高くなり、例えば後述の春日大社奈良駅法隆寺間は760円にもなる。今回乗車した路線の運賃を改めて計算したら5000円近くになってた。

春日大社奈良駅法隆寺間は元々普通の路線だったが、国から観光推奨路線に指定され「奈良・西の京・斑鳩回遊ライン」と名乗り、今は専用車両で運行している。各寺社の最寄バス停は専用標柱やナンバリングを実施している。てか直射日光で撮りにくい。

一日4便、天理駅三重県伊賀を往復する三重交通。昔は奈良交通と共同運行だったが少し前に撤退。因みに奈良公園の鹿は相変わらずでした。


天理といえば天理教、ということで教会本部へ行ってみることに。途中の商店街を通る人や店主は大概天理教のはっぴを着ている。

遠征の信者は勿論、老若男女、殆どの地元民はこの敷地を出入り・通過するときに必ず一礼する。いかにこの地で信仰が深いかを表している。折角なので入ってみた。中は無数の信者たちが謎の祝詞を唱えつつ、正座しながら奇妙な手振りをしていた。非信者である自分にはさっぱり分からず、ただ正座して様子を見ているしかなかった。因みに平日ということもあってか、非信者の観光客は殆どいなかった。てかここって観光で行くようなところか?


今度は天理の南、桜井駅から明日香村方面へ。ここで2代目日野ポンチョに初めて乗車。確かにノンステップ部分に座ると前がさっぱり見えない。扉の間が異様に短い(座席2列分、長さにして1m)のも変わってる。しかしまあこの短い長さでよくノンステップに仕上げられたものだ。お陰でスタイルも相当特徴的になったし。

そういや「村」に来るのは初めてだな…。早速観光にと、すぐ隣の石舞台古墳を観に行こうと思ったら有料だったので行かなかった(大人250円)。ケチくさっ!


帰りの橿原神宮方面のバスに乗ったら小学生だらけ。どうもスクールバスも兼ねているようだ。都会路線もいいけどこういう田舎路線も味があっていい。

まだ若干残っている旧塗装。描いてある絵はそれぞれ県の鳥・木・花。
フリーきっぷの範囲外の路線にも乗るかもしれないので、八木でICカードCI-CA」を購入。しかし結局使わなかった。まあ10年以内には使うだろうしそれまでとっとこう。
ここからはQMA巡り…だが詳細は後日。


夜、奈良駅に戻ってくる。

4台しかないいすゞのノンステップ車はCNGと大型車の2種2台づつで、どちらも日野車にはない。てか未だにバス停ではドリームランドがあるのね。
この後もQMAったが、完全な捨てゲ。マジカなどもう要らぬわ!


帰りの電車でイチャっとる高校生カップルを見かけた。この年で未だ童貞の自分は死にたくなった。