撮影写真より


ワクチン接種輸送のため、名鉄バス岡崎営業所に呼び寄せられていた宮城交通のバス。写っている両サイドのバス以外はいずれも宮城交通で、中には名鉄バスに里帰りした中古のバスもいる。有事且つ名鉄グループ同士とはいえ、数百キロも離れた路線バスが応援に来るのは、国鉄バス・JRバス以外では異例であり、当時はバスマニアの間で非常に注目された。しかし当時は、強毒のデルタ株の流行時期であり、遠出してまで見に行くことは感染リスクを覚悟しなければならず、半分命がけのようなものだった。
岡崎ナンバーに付け替えられたものの、ナンバー以外は広告含め宮城交通のままであり、一般路線には入らなかった。この当時は既にほぼワクチン輸送は終えており、宮城に帰る直前。尚、宮城~愛知の往復は、やはり名鉄グループ太平洋フェリーが使われた。