国道1号線、揖斐川と長良川に架かる伊勢大橋には、橋の途中で中堤入口という交差点がある。交差する三重県の県道は2つの川の間の堤防が道路になっており、8km先にある木曽三川公園まで引き返すことも出来ない。
交差点は橋のアーチを途中でくり抜いた特異な構造。恐らく高さ制限もあるだろうが、特に標示はない。国道側は片側1車線とはいえ、橋の上ということで交差点とは思えないくらいかなり狭く、殆ど余裕がない。このため東行きから県道への右折は夜間を除いて禁止されている。
伊勢大橋は昭和初期の架橋であり、幅が狭いこと以外にも老朽化が進んでいる。既に架け替え兼拡幅が事業中であり、南に仮設を兼ねた新しい橋が建設中。この橋を完成させたあと、現在の橋を解体しもう一つの新しい橋に架け替え。新しい橋はアーチが無くなるため、この交差点も普通のT字路になると思われる。
