地図より


この地図のバス停アイコンが京阪バス外環三条バス停。以前は山科駅口と名乗り、〇〇入口的なネーミングのバス停が殆ど存在しない関西では珍しい事例だった。それよりも更に前、90年代は国道山科という名前だった。今は撤退した帝産バス・滋賀交通も最後まで国道山科で、現在は年1便の近江鉄道山科駅口の状態で止まっている。
交差点南側のバス停は交差点に近い位置にあるが、西側はだいぶ離れている。実際国道山科時代は、それぞれ南詰と西詰という別々のバス停にされていた頃もあった。国道とは、嘗て三条通りが国道1号線だったことに由来するが、渋滞情報でよく聞く”府道四ノ宮四ツ塚線”に格下げされたのは'75年の話で、国道でなくなってから15~20年も国道山科のままだったことになる。当時並走していた市バスは一貫して単に山科という名前であり、この当時から既に京阪バスのみが乗り入れていた山科駅への最寄りというアピールも兼ねたネーミング。
尚、外環三条のバス停は交差点の南側と西側だけで、東側にはバス停がない。このため、現存系統で唯一東側を通る48系統は、山科駅~四ノ宮間はノンストップ。この1区間だけを利用する客も少なくない。