アルセウス・その4

未だに完売続出のアルセウス。気になる初週発売は142万本で実にあっさり100万本突破。剣盾の初週200万本には及ばなかったが、全世界合計だと剣盾の600万本に対し650万本でシリーズ最速。このシリーズ初の挑戦にこれだけの人が乗っかったのは、大プロモーションの成果とポケモンブランドの力か。



話をろくに進められず、図鑑タスクばかりこなしている。新しい種類を発見するたび、25体捕獲のタスクがある種類はひたすら捕まえ、手持ちの中で25回の技使用のタスクがある種類は手持ちでひたすら繰り返し、指定タイプで倒すタスクがある種類もひたすら繰り返し…。
技関係のタスクがある場合は、きっちり全てクリアしないと進化させないため非常に進化が遅い。技でも色々あり、アゲハントドクケイルのように粉+力業・早業の指定だと、1回の戦闘でPPの限り連打出来る上に重複してカウントされるので非常に楽。逆に微々たるダメージしか与えられない上に打たれ弱いケムッソの毒針や、フワライドとかの自爆は異常なくらい面倒くさい。敵の行動もカウントされるものの、狙ってやってはくれないし、逃げ回る敵は攻撃自体殆どしない。
討伐数と指定タイプで倒すタスクは、大体の敵は視野が広い且つ見つかると襲ってくるため、特によく出現する種類だと意外とクリア出来る。毎回の戦闘で手持ちの技使用・指定タイプ・討伐数など、必ず何かしらのタスクを絡められるので無駄がないのが幸い。
…とこれだけやってはいるものの、各タスクは1箇所1ポイント・赤い印があるタスクは1箇所2ポイントで、実際には図鑑完成には10ポイント分やればもうよくて、無理して25体捕獲や技40回使用なんてする必要はなく、ただのやり込みでしかない。



段々欠点も見えてきた。
一つは歩行で、スティックを最大まで倒しているのに頻繁に歩いて走らない事象が起こる。普段でも不便なのに、敵から逃げたいのに走らなくなるから傷口が増える。スティックを押すと普段以上に速く走るようになるが、変な部分がリアルで一定時間走ると疲れて止まる。
敵に見つかった場合、手持ちを投げて戦闘を開始するはずが、その際に付近に素材があるとそちらを優先する。これもさっさと戦闘してほしいのに、余計なことでやはり大きな隙を作ってしまう。そもそも襲ってくる敵も多く、中々サクサク進めない。
図鑑タスクの毎回のポイントが一律1ポイントか2ポイント。これだけ必死にやっていても、実は1体捕獲・1回技使用と25体捕獲・25回技使用の際の獲得ポイントは同一。なのでやり込む意味は本当に薄い。ここはもっと差別化してほしかった。
ボールの性能差がよく分からない。モンスターボールは楽に量産出来るが、他のボールはそんなに手に入らない素材を使うためあまり持てず、しかもだからといってスーパーボールならOKかといえばそうでもなく普通に失敗しまくる。貴重品なのでおいそれと使えず、結局モンスターボールのまま。