野ヶ崎(近江鉄道)跡


かつて存在した野ヶ崎線は、近江八幡駅を北上し、八幡山の麓から西に進み、国道477号線の突き当りで国道を北上、そこからすぐの日野川を渡った袂にある野ヶ崎に向かう路線。川を渡ってすぐという妙な位置で終点になるが、その隣に野洲市との境がある。補助金等で野洲市に入れずここを終点にしたのか、或いはかつてはもっと先まで延びていたのか?
野ヶ崎線は2年前に途中の船木までとなり、路線の半分以上が廃止に。バスの路線名は縮小後もそのまま残って名残を伝えることも珍しくないが、このケースでは路線名もさっさと船木線に改名。便数も大幅に減り、現在は駅行きが早朝、船木行きが夜で完全に沿線の通勤通学に特化してしまった。
野ヶ崎には広い回転場があり、待合室と自転車置き場もあったが、廃止と同時に待合所は解体されてしまった。今はただの舗装した空き地でしかない。