ソードシールド・その27

冠でのストーリーは、探検隊結成時にピオニー隊長から渡される、伝説に関するメモ3種類に沿って進める。どれからでもよさそうだが、ここは順当に1つ目のメモから着手。
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隊長の枕石を村の騎馬石像に被せると、村の一角の意味深なスペースに謎のポケモンが出現。話しかけると戦闘になるが、この時は名前もレベルも伏せられているのに、一度逃げて再戦するとタイプがバレバレ。
これが冠のメインストーリーに関わる完全新規の伝説・バドレックス。当初は何を言っているか分からないが、隊長を操ることでベラベラ喋り出す。喋るポケモンはアニメでは珍しくないが、ゲームではポケダンを除き半ばタブーな存在。伝説ですら、映画では大物俳優を使って喋らせているが、ゲームでは変なうめき声を出すだけで喋ることはなかった。そんな"聖域"を思いっきりぶち破った。このバドレックス、村では救世主的存在だったのが、今やすっかり忘れ去られておとぎ話と化していた。話を色々聞いたり本で調べたりした末、石像が騎馬である通り『愛馬』がいるはずなのだが、どこかに行ってしまった模様。これをおびき寄せるために馬だけに人参が必要。



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人参の種は村人がくれる。しかしタダではくれず、マックスこうせきが要求される。ヨロイこうせきを使用するサブイベントはいずれも必須ではなく、鎧のストーリーにも関わらなかったが、今回は強制的に使わされる。
種は雪原のうち2か所にある畑のどちらかに蒔く。話や本で散々わざわざ赤文字で『こおり』『ゴースト』という表記が出てきた通り、早い話がウーラオスと同じく二者択一のタイプ分岐。蒔く畑によって愛馬のタイプが氷かゴーストに分岐。ウーラオスの時は技的に有利ということで水を選択したが、今回は手持ちに全く氷がいないので氷を選択。
蒔くとバドレックスの力で即収穫、そして早速愛馬登場。村が襲われるので討伐。愛馬を手なずけるには人参と手綱が必要になるのだが、手綱の方は必要アイテムや人員でどこかに移動しなければならないか…と思いきや、あれよあれよと作れてしまった。あとは愛馬の居城・カンムリ神殿に突撃。



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途中の洞窟・登頂トンネルにて。珍しいくらいかなりの分岐がある。ズバットにピッピと懐かしい面々が出てくるが、シールドではガブリアスが出てくる箇所がある。野生のガブという時点で一昔前まではあり得なかったが、鎧でもそうだったが冠では通信進化・石進化・高レベル進化などの進化形が野生でバンバン出てくるので、最早驚きもないが、こちらを発見すると猛スピードで飛んでくる。飛ぶこと自体が新鮮だが、実は図鑑の説明では音速レベルで飛ぶことが頻繁に明記されており、分類もそのまま「マッハポケモン」。その割に「そらをとぶ」は全く覚えないのだが、その設定がようやく日の目を見たことになる。
滑空しているガブを正面から見ると、なるほど戦闘機そのもの。ドラパルトよりもうんと前からこんなデザインが生まれていたとは。



神殿で愛馬をおびき寄せ、手綱を使って自ら騎乗し『人馬一体』。真の姿を現したバドレックスを捕まえることになる。こういうことを見越して、事前に捕獲要員のエルレイドを作っておいたのが正解だった。
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レベル80、しかもギガドレインで回復してくるので、なおさら「みねうち」持ちの捕獲要員が重要になってくる。主な攻撃手段はギガドレインサイコキネシスだが、どちらもレベルの割にそんなに強くない。というのも、氷版は特攻種族値が85しかなく、ギガドレインに至っては人馬一体の状態ではタイプ一致ですらない。
恐ろしいのは、時折繰り出す必殺技「ブリザードランス」。威力130・命中率100を何の反動も無く繰り出し、そこに合わさる攻撃種族値は驚異的な165。当然のようにこちらの技はタイプ一致なので、等倍でも大体一撃死。ゴースト版の専用技「アストラルビット」が威力120なので、いかに強いかが分かる。
その上、捕まえないと話は進まないが強制捕獲ではないので、捕獲率は伝説ということで低い。プレミアボールで狙っていたが、元々モンスターボールレベルしかないのでかなり苦労した。
尚、"豊穣の王"と呼ばれているが、分類は「エンペラーポケモン」、ようは皇帝。ちょっと違う。「皇帝ポケモン」という分類は既にエンペルトで使用済み。近年は分類を極力被らせない方針であるため、未使用の分類を一々考えるのも一苦労。