撮影写真より


西日本JRバスの貸切転用のエアロクイーン。元は貸切カラーだったが、当時の高速カラーに塗り替え、最後部のサロンを廃止して前向きシートに固定化、化粧室と側面方向幕の新設と結構改造の幅が広い。95~98年式が中心で、00年代の短距離・中距離高速路線の主力として、名古屋・北陸から中国四国とかなり広範囲で活躍。あまりにも色んな路線に出現したので、正直うんざりしたくらい。
今ではあり得ない4列シートのスーパーハイデッカーも、当時は貸切転用なら珍しいものでもなかった。寧ろ最初から乗合仕様の車両と違い、前後左右ともシートピッチが狭いので快適性が劣る。貸切バスでは当たり前の補助席も、高速バス用途ではまず使わず、シートの横幅を犠牲にするので普通に邪魔。
13年頃にようやく引退。置き換えられたガーラが4列・3列とも今の主力で、当時のエアロのように北陸から中四国とカバー範囲が広く、更に青春便で東京にも乗り入れる。