撮影写真より


滋賀県長浜市・近江大浦バス停に残る路線図。かつては国鉄バス・JRバスのバス駅があり、建物自体は農協の施設なので残ってはいるが、既に待合室しか機能してない。
木之本~近江今津と、北陸本線旧線=柳ケ瀬線の代替路線が載っている。刀根から北は敦賀市であり、やはり国鉄バス・JRバスが敦賀方面から乗り入れていた。湖北のJRバスは、今も残る小浜方面の若江線を除き、95年辺りまでで全て撤退したので、それ以前の路線図。
この路線図のうち、若江線以外で今もバス路線が残るのは、湖国バスが木之本~米原・木之本~金居原・木之本~塩津北口(~新道野)・近江今津~マキノ・マキノ~海津~国境。余呉バスが木之本~菅並・木之本~中河内敦賀市コミュニティバスが杉箸・刀根~疋田(~敦賀)。近江大浦がある木之本~菅浦の菅浦線は、JRバスから湖国バスに移管されたものの、数年前に廃止。今は永原など西浅井エリアを通るデマンドワゴンが経由するだけ。



時刻表と運賃表の跡。木之本方面に比べ、近江今津方面の欄が極端に少ないので、現役の頃も直通便は殆ど無かったものと推定される。実際、木之本~今津直通便は民営化後早い段階で廃止になり、大浦~海津は県境でもないのに廃止以降代替路線もない。電車でも乗り換えが必要だが、湖北と湖西の境なので交流があまりないのか。