撮影写真より


中国JRバスのガーラ(641-7808)。本来あり得ないスタイルの後部行先表示の通り、貸切転用車。見えにくいが側面の行先表示も、純正に比べて小さい。ガーラは初代・2代目共々、当初から高速バス用途で製造されたリア1枚ガラス仕様を除き、左右の分割リアガラスのおかげで、特に貸切からの転用車は行先表示をどうするかで各社が結構苦心。初代登場当初は、高速バスの後部の行先表示が義務化されていなかったので配慮は必要がなかった。
初代はオリジナルサイズの小型の方向幕・LEDだったり、板(いわゆるサボ)で対応していることが多かった。2代目は、1枚ガラスと同じ位置に表示を付けることが多く、側面共々、LEDだと特に夜は板よりも大きく見やすくなるが、ボディへの大き目の穴あけ加工が2か所も必要になるので手間も費用もかかる。これがセレガだと側面だけで済むのだが、中国JRバスは今の貸切車の殆どがガーラなので、このような二度手間が発生してしまった。