ソードシールド・その3

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初のダンジョン・ガラル鉱山。シンボルエンカウントのおかげで無駄な戦闘を避けられるが、ワープするように移動するディグダからは逃げにくい。
一番の脅威が、このようにトロッコのレールを暴走してくる「トロッゴン」。直前に現れる「タンドン」の進化形だけに、頭一つ抜け出たスペック。石炭を積んだトロッコという、こんなものまでポケモンにされている。技構成がニトロチャージ+こうそくスピン+ロックカットと、何をしても素早さが上がるのも厄介なのに、いざ攻撃すると「ほのおのからだ」特性でやけどを負う。捕獲率も低い上に、レールに近づくと突然現れてすぐ走り去るだけで消えるが捕まえられれば当然即戦力。弱点は水で、岩・炎で4倍ダメージなので一瞬で倒れる。



4番道路では、やたらラクライのシンボルがしつこいが、それに紛れてピカチュウイーブイが出現。今回は大谷育江によるピカチュウに続き、イーブイ悠木碧による生声に変更。これは「ピカ・ブイ」からの変更に準じたもので、イーブイも「ピカ・ブイ」でタイトルになるほどのし上がったり、実店舗のポケモンセンターでの単独グッズ企画が度々行われているなど、かなり公式からのプッシュが激しいので、このような特別扱いになるのも当然か。しかしこれでピカチュウに続いて、赤緑青から続いた電子音での鳴き声は失われたことになる。



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ターフタウン。何故か近年よく出る顔出し看板が剣盾でも続投。やはり今回も覗く時だけアングルが変わってアップになる。
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今作のジムは全て観客が入ったスタジアム。挑む前に、ジムミッションなるミニゲームをやらされる。XY以前のジムも色々仕掛けがあったので、名前がついただけのように見える。トレーナーも相変わらずいて、倒すことでミッションがクリアしやすくなるのも変わらない。但しクリアすると入口以外はもう入れなくなる。
入口付近にはガラルニャースとノーマルニャースの交換を持ち掛けるNPCがいる。オンライン・ローカルで交換していない場合はここが初の交換となる。今作の交換は進化同様非常に早く完了し、BGMのイントロにGB時代のイントロが使われている。これと同時に、ひっそりポケセンのパソコンからどこでもIDくじも実行可能になるが、今作も強制セーブがある。
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リーダー戦ではダイマックスを実行可能。従来のメガシンカは、特定の種類が特定のメガストーンを持たせた場合のみ行え、強力さやメガストーンの入手タイミングの都合上、シナリオ上ではほぼ後半かクリア後にしか行えなかったが、後継のダイマックスでは場所とターンが限定され、姿もただ大きくなるだけの代わりに、全種類が序盤から実行可能で、手持ちの技はタイプに合わせて変更される。最初は草のジムなので、ここはトロッゴン&ココガラが進化した「アオガラス」におまかせ。最後にリーダーと握手するのは、今流行りのノーサイドの精神か、或いはジムチャレンジ自体がeスポーツに強く影響を受けているからか。日本では全然普及しないeスポーツの啓発にはちょうどいい。
今作のバッジは、人からもらった個体の命令レベル制限に加え、最初から捕獲レベル制限もかかるようになったのでこれの緩和効果も兼ねる。草バッジは20以下から25以下に緩和。でもこの程度ではまだまだワイルドエリアのポケモン捕獲の幅はちょっと広がった程度。
尚、ターフスタジアムのリーダーは、背番号831=野菜のヤロー。登場人物の名前は伝統的に植物から採るポケモンに於いて何故"ヤロー"?と思って調べてみたら、「セイヨウノコギリソウ」の英名「yarrow=ヤロウ」に由来。同時に、ソードの方にのみ現れる「サイトウ」も、斎藤さん・斉藤さんではなく、「菜豆」が由来。そもそも日本人の苗字が由来する名の人物はゲーム上では皆無。
5番道路では自転車が入手出来るが、自転車に乗っていると速すぎて落ちているアイテムの光を見逃す。Bボタンでターボが使えるが、一定時間走ると充電が必要。Lスティックを押すとベルが鳴らせるが、別に敵を追い払えるわけではない。どうも微妙な使い勝手。