アン・シンダ

祇園に切り通しなる、普通名詞が名前になった通りがある。京都で名前が付いた道で通り・道・線と名乗らないのはここくらい。四条通りと白川の間にあるだけのごく短い道だが、かの有名な巽橋が渡っているのはまさにこの切り通し。
巽橋の前後は車が通れず、というよりも最初から通れる幅ですらない。この部分を石畳にすることで、まさにザ・京都といった感じの風情丸出しな情景が描かれている。但しその景観保全のため夜間の撮影は禁止、その他観光客増加に伴いかなり厳密な撮影ルールがある。