撮影写真より


阪急バスの96MCツーステップ。4メーカー全ての車台に架装され、90年代後半に京都地区以外の各営業所に配備。一時期の阪急バスのスタンダードだった。排ガス規制の無い京都地区のみ新車で配備されず、新規配置の古参車を使い続けていたが、入れ替わりに導入から10年近くたった本車両が転入。
58MCの頃は側面方向幕が戸袋にあり、扉間の側面窓はどこからでも外が見えたが、戸袋の幕は後扉が開くと三重ガラスになるので、くすんで見えにくい車両が多かった。96MCではよそと同様後扉の左に設置されるメジャーな方式になったが、側面窓の天地いっぱいを使うサイズだったので、この裏にある席は外が全く見えなくなった。幕のサイズからして、一般的な上1/3だけ開けるタイプで良かったような気もするが。
廃車後は全国に散らばった。近い車両は和歌山に、遠い例だと離島に売られた個体もある。