撮影写真より


京都バスのツーステップトップドア。方向幕も付いているので一見路線バスだが、運賃箱は無く完全に貸切専用車なので、乗りたくても簡単には乗れない1台。見た目はエルガだがブランドは日野なのでブルーリボンII(PJ-KV234N1)となる。
貸切車といっても観光バスとして使われることはほぼ無く、大抵の場合、貸切扱いで運行する花脊山の家と市内の輸送に使われる。山の家は左京区北部の山間部にある京都市の研修施設で、市立の小学校や中学校の生徒はほぼ必ず泊まりがけで行くことになるため、子供の頃からの京都市民なら誰もが行ったことがあるはず。
この車の先代もトップドアのツーステップで、当時は山岳区間が多いため山間路線用の路線車と同様9mの中型サイズだった。この車は既に9m車が絶版になっていたのでやむなく大型での導入となったが、短尺ではなく路線車に合わせて標準尺。花脊へ通じる府道38号・国道477号は激しいカーブが多い上に車1台分しか通れない幅が多々あるので、この大きさではかなりきつい。