DQ11・その2

発売から一夜明け、一般の新聞にも発売の記事が載っていた。こんな扱いにされるのも国民的タイトルだからこそ。



フィールドの敵は村の近辺ではスライム中心だが、ちょっと先に行くとすぐ敵が強くなるので、迂闊に先に進めない。1フィールドにつき1レベルずつ上げていった方が賢明か。分岐点はあるものの、敵が強いので進むなと全て人が塞いでいるので、事実上の一本道。
先に進むとおおがらす・いっかくウサギ・フロッガーとどうもアリアハンを彷彿とさせるラインナップ。特にフロッガーはナンバリングではそれこそアリアハン以来29年ぶりの出演。外伝すら殆ど出てこなかったので、モンスターリストのページには『ひさしぶりの出番にすごいやる気を見せている』と書かれるほど。ほぼ城に近い区画に登場するももんじゃも実は4以来となるが、外伝でかなり目立つ使われ方をしているのであまりそういった感じがしない。城の近くで寝ている個体は2体組で出現するため結構危険。
3Dでは森になっている部分も入れる。というか2Dでは従来通り普通に入れる地形なので入れない方がおかしく、そもそも木は全てすり抜けられる。一部アイテムがある箇所もあるが、視界が悪いので敵に当たりやすい。そのアイテムの一つがおなじみの命の木の実。種・木の実は100G前後以上で売れるシリーズと10〜30Gでしか売れないシリーズに二分されるが、11は後者の方。命の木の実だと200G近くで売れるシリーズがあるので序盤の金策に充てたこともあったが、11ではたった20Gでしか売れないので、ひとまずキープして仲間が揃った後に使う。売値が一々店に行かずとも道具コマンドから即確認出来る様になったのも便利な点。



デルカドール城下町。3Dなら建物・部屋の裏も調べられるが、2Dなら屋根上がどこと繋がっているかが分かりやすいという、両方見られる今の状態がフル活用される。宿屋で日中と夜を切り替えられるが、殆ど違いは無く店も普通に営業。店の品揃えは銅の剣・皮の鎧・皮の盾・皮の帽子とザ・序盤といったところで、そこまで特に買いたいと思わなかったのでスルーしたが、売り物のうちバンダナと皮の帽子は城下町と城内でタダで拾えた。買っていたら損しているところだった。尚、城内へは夜は入れないが、その際は朝まで待つかという選択肢が出てくる。はいを選ぶと即昼になるため、一々時間つぶしや宿屋に泊まる必要は無くなった。




自分が勇者と告げて城に入り王と謁見すると急展開。あっという間に捕まってしまう。ストーリーのあらすじにあった『勇者は悪魔の子と呼ばれていた』がまさにこれ。投獄先で謎の少年こと、第2の仲間にしていかにも鳥山デザインなツンツンヘアーのカミュと脱出。地下通路では兵士に見つかると戦闘になるが、相手は必ず3人組でやたらと集中攻撃してくるのでかなり強い。そして例によって兵士は一応元は人間にも関わらず、おなじみの『デルカダール兵 1匹』という人でもモンスター扱いにする表記は今回も健在。その先のブラックドラゴンもまず勝てないので逃げまくる。
あとはムービーの連続。追い詰められて崖から転落すると…何故かここでタイトルムービー。別にリセットすれば毎回普通に見られるのだが、ここで入れる意図は何だろう?途中で入れるのは別に珍しくもないが、スタートからあまりに間隔が長い。ここまでが一応プロローグということだろうか?実際ここで2D3D併用期間は終了で、これ以降は上画面はどちらかのみ、下画面は地図で固定となる。原則的に2Dでプレーし、町などでは一時的に3Dにする方針でいく。



目覚めると教会。懐かしいドット絵、懐かしいSE、懐かしいBGM、懐かしいコマンド、アンチエイリアスがかかっていないドットそのままの文字。もうすぐ平成も終わるというこのご時世に、まさか新作でまんまSFCなゲームが出来るとは。教会を出たところでカミュが正式に仲間に加わるが、この時のBGMも勿論いつものあの曲。カミュは職業的には盗賊に当たるので、重装備は出来ないが素早さが高く盗みが可能。やはり初期所持品は各武器スキルに対応するため複数の武器を持っているが、この序盤ではブーメランが早くも使えるのが有り難い。というかブーメランが輝くのは持ってもせいぜい中盤までで、ブーメランスキルもどうせ地雷なので使うのは今だけ。
外に出てレベル調整。2Dでは久方ぶりのランダムエンカウントに固定されるので、森をうろうろして戦闘を繰り返す感覚も久しぶり。敵の種類や戦うタイミングが全く選べないのでスリルもある。敵も丁度ドット絵全盛期だった4や5で出てきたリリパット・きりかぶおばけ・ベビーパンサーももんじゃといった懐かしい顔ぶれで雰囲気を盛り上げる。



尚、PS4版はシェアボタンから簡単に画面がキャプチャ出来るが、一方の3DS版はそういった機能は用意されていないので、画像を上げることが出来ない。3DS版8は写真機能でキャプチャに近いことが出来たのだが、11でも引き続きの実装とはならなかった。