撮影写真より


京都市バス94号車の車内後部。既に市バスの固有種となっているキュービックノンステップの西工版で、寄贈車両である94号車はシートもオリジナル。無茶なシート配列が多かった初期のノンステップだけに、純正と同様にタイヤハウスを削ってステップ足場を作り、タイヤハウス上部は平らにした上で殆ど脚が無いシートを取り付け、無理矢理ながら何とかデッドスペースが無いシート配列を確保してある。
シートの背もたれ高さを統一する都合上、タイヤハウス上のシートはその前後のシートに比べ、座面が高い代わりにかなり背もたれが低かった(特に元から背もたれが高いユーザーの場合は顕著)。KC-LV832は既に全国でも絶滅危惧種で、市バスでも現在車両入れ替え時期につき、これもいつ廃車になるか分からない。