撮影写真より


先頃全滅した山陽バスのキュービック。このカラーリングはキュービックのデビュー当時のカタログカラーの一つであることは、バス趣味界隈の間ではそこそこ有名な話。
運転席側のコーナー窓はドア側に比べて上半分しか無いが、下半分とミラーの付け根はこのようにドア側と同じ形になるよう黒く塗る手法がカタログカラーでは採られていたことが分かる。同様に、運転席上部は全体が黒いことが多々あるが、凹んでいる部分だけが黒くなっている。どちらもカタログに載っていたということで半ば公式な塗り分け方のほうだが、よそでは殆ど見られない。当の山陽バスでも、当然ながら他車種に引き継がれることはなくキュービック専用の塗り分けとなった。