撮影写真より


直結エアコン搭載のエアロバス。事実上の純正といえる三菱重工製の場合、屋根のエアコンユニットは初期のエアロスターノンステップ(+一部のワンステップ)が載っけていたものを全くそのまま搭載。向きはエアロスターだと混在していたが、エアロバスはファンがある方が前向きに統一されている。
ただ、エアロバスの直結エアコンは殆どがデンソー製であり、路線バス用の平たいユニットを機器のスペース分そのまま引き延ばして搭載している姿は各地で見ることが出来る。三菱重工製はかなり生産数が少なく、改良版(PJ-代)は若干増えたものの、この形のユニット(KC-/KL-代)はほぼ首都圏に限られ、私鉄系事業者の空港リムジン用に重宝された。逆に中古車として流出した場合、元事業者が簡単に見分けられる。
直結エアコンのエアロバスは初代にも存在し、当時超低床車という触れ込みでごく一部にのみ導入されたエアロスターワンステップ(MP628)用のユニットをそのまま搭載していた。こちらは導入自体が首都圏のみとなり、中古車もほぼ廃車済み。