撮影写真より


大阪・中之島淀屋橋の市役所裏に建つ大阪府中之島図書館。大阪の資料やビジネス向けの書籍が多く、古い住宅地図をまとめた部屋や珍しい社史専門のコーナーもある。立地は良いがあまり大きくない図書館なので一般書籍は少なく、総合的な図書館の役目は東大阪にある府立中央図書館や、西長堀になる市立中央図書館に譲っている。どちらも蔵書・建物ともにここより大幅に規模が大きい。
本館部分は既に竣工から100年以上経っており、中央公会堂と共に大阪では有名な近代建築の一つ。現在改修工事を行っており、今年に関しては合計で数ヶ月しか開館しない。現在も工事中で次のオープンは12月。
この神殿風の門構えが当初の出入り口だったが、撮影当時、改修工事前は長年閉鎖され内部のエントランス部分は住宅地図コーナーと化していた。この頃は階段の両脇にある、まるで裏口のような所から出入りし、入館時は手荷物をロッカーに入れることが必須だった。
改修工事により住宅地図コーナーは移設、長い間開かずのままだった出入り口はエントランスと共に再び使われるようになった。ロッカーは廃止になり、手荷物も自由に持ち込めるようになった。