地図より


鎌倉市にある鎌倉霊園。西武グループが運営している巨大な墓地で、その一角にある上記地図のマーク付近を拡大+航空写真にしてみると、妙に整然としたエリアがある。
ここは西武グループ創業者・堤康次郎の巨大な墓。傍にある観音堂も付帯施設で、最早古墳以上の規模を誇る墳墓。かつては西武の社員が毎日交代で年中墓守を行い、正月になるとグループ幹部を数百人集め、自家用ヘリで颯爽と現れる2代目にして息子の義明がここで訓示を行ったという。見事なまでに神格化がされていたが、堤一族の体制が崩壊した後はこれらも取りやめになり、骨も近年康次郎の出身地である滋賀に移されたという。
このエリアは丁度丘になっており、一般のエリアからは内部が見えないようになっている。普段は入口が閉ざされ、園内マップからもその存在は見事に消されているが、元々敷地の端にあるのであまり目立った空白ではない。