山陰本線は日本で最も距離が長い鉄道路線。昔は通し運行の列車もあったというが…今は無残な惨状。現在のダイヤで末端の京都・下関から普通列車を使い始発でどこまで行けるかを調べてみた。京都発は以前も取り上げたためこれを改良してみた。全区間JR西日本の区間であるため鉄道の日記念フリーきっぷで乗車可能。尚、駅でのホーム移動や臨時列車については考慮していない。
先ずは京都→浜坂。浜坂からは平日か土日かで大きくダイヤが変わる。
京都 6:37福知山(〜園部225M・園部〜1123M) ↓ 福知山8:37 ∨(待2分) 8:39豊岡(427M) ↓ 豊岡9:55 ∨(待2分) 9:57浜坂(167D) ↓ 浜坂11:09(土日11:12)
京都発は225M以前にも園部行き2便・亀岡行き1便があり、これを利用しても乗り継ぎ可能。225M/1123Mを使うと特急通過待ちなどで10分弱停まる以外は浜坂までほぼ休憩なしなので少しきつい。
浜坂から先、平日の場合。
浜坂 ∨(待52分) 12:01鳥取(531D) ↓ 鳥取12:46 ∨(待9分) 12:55倉吉(245D) ↓ 倉吉13:51 ∨(待38分) 14:33米子(247D) ↓ 米子15:58 ∨(待31分) 16:29出雲市(287M) ↓ 出雲市17:45 ∨(待81分) 19:06浜田(335D) ↓ 浜田21:16 ∨(待7分) 21:23益田(357D) ↓ 益田22:09
30〜60分待ちがかなり多く、特に出雲市での1時間半待ちが長い。この影響で下関はおろか山口県内にもたどり着けず益田で足止めとなる。
尚、益田から先の翌日のダイヤは以下の通り。
益田 5:57長門市(1561D) ↓ 長門市7:46 ∨(待6分) 7:52小串(965D) ↓ 小串9:05 ∨(待5分) 9:10下関 ↓ 下関9:54
次に浜坂からの土日ダイヤの場合。
浜坂 ∨(待4分) 11:16鳥取(531K) ↓ 鳥取12:07 ∨(待9分) 12:16快速米子(3423K) ↓ 米子13:44 ∨(待2分) 13:46浜田(〜出雲市135K/出雲市〜331D) ↓ 浜田17:26 ∨(待36分) 18:02益田(353D) ↓ 益田18:50 ∨(待19分) 19:09長門市(1577D) ↓ 長門市20:56 ∨(待3分) 20:59下関(827D) ↓ 下関23:00
かなり便数の少ない地域もある割に30分以上の待ち時間が浜田だけ、かなり乗り継ぎが良いため当日中に何とか下関までたどり着ける。但し浜田・益田以外は京都から下関まで殆ど下車する時間が無いため、食事すら困難という非常にハードな乗り継ぎとなる。
そして下関発の場合、こちらは一部の列車番号が変わる以外は平日土日ともほぼ同じ。
下関 5:39益田(〜長門市820D/長門市〜1564D) ↓ 益田10:04 ∨(待65分) 11:09浜田(348D) ↓ 浜田11:55 ∨(待64分) 12:59出雲市(328D) ↓ 出雲市15:00 ∨(待14分) 15:14快速米子(3454D、益田12:50・浜田13:39) ↓ 米子16:43 ∨(待10分) 16:53鳥取(258D・258K) ↓ 鳥取19:03 ∨(待42分) 19:45浜坂(546D・546K) ↓ 浜坂20:29 ∨(待3分) 20:32豊岡(186D) ↓ 豊岡21:43 ∨(待28分) 22:11福知山(1450M・450M) ↓ 福知山23:18
こちらもやはり当日中の移動は福知山まで。途中の快速アクアライナー3454Dは、表中では出雲市→米子間の利用だが、益田始発なので益田・浜田などから普通に乗らずこの列車を待って乗っても問題ない。益田から乗る場合実に3時間待ちだが、下関発の場合益田までの列車が極端に少ないため、結局下関からの始発に乗らないと間に合わない。
福知山からの翌日の列車は、5時27分発の京都行き(1122M/228M)に乗ると7時26分に京都に着き、又始発だと4時47分というかなり早い時間に園部行き(1120M)があり、これで園部で京都行きに乗り継ぐ(5時47分着/50分発・222M)と6時32分に京都に着く。