市バスで使える乗車券

交通局公式サイトから引用。これに個人的な注釈を色々加えてみた。尚、紙の回数券は全てバス車内では発売していないので注意。

京都市域バス共通回数券(220円券)
5枚1000円・15枚+110円券3000円・26枚5000円

一般的に使われる普通の回数券。市バス全線の他、京都バス・京阪バス京阪京都交通・JRバス高雄京北線・ヤサカバス京阪シティバス・阪急バス・京北ふるさとバスでも使用可能、それぞれ230円以上の区間では他の回数券・現金との併用も可能。逆に210円以下の区間であっても使えるが釣り銭は出ない。値上げ後は5枚・15枚には180円券が付く。
発売所は案内所や京都駅などの自販機の他、緑の立て看板がある市内の様々な場所で発売されている。古いたばこ屋や文房具屋などでは、未だに利用事業者の中に国鉄バスと書かれた看板がある店も少なくない。
この回数券はあくまで京都市内での利用が対象であり、京都市外での利用については市からの明確な基準はないものの、京阪京都交通や阪急バスでの基準を照らし合わせる限り、市内と市外を結ぶ路線は市内で乗車又は降車する場合にのみ使用可能・市外のみでの使用は不可とされている模様。又、市内に路線がありながら利用事業者に参加していない近鉄バス京阪宇治バス・プリンセスラインバス・京都らくなんエクスプレスについては一切利用出来ない。

京都市域バス共通回数券(その他額面)
70〜260円券×11枚綴り

220円券以外の券種も70円から260円まで用意されており、それぞれ11枚綴りで価格は10倍。220円券に比べると大幅に需要が少ないため、基本的に直営窓口でしか発売されていない。利用範囲は220円券の束と同じ。

昼間割引共通回数券
110円券13枚1000円・220円券13枚2000円

昼間にしか使えない分普通の回数券よりお得。利用条件は月〜土の10時から16時までに降車をすること。この手の昼間割引は土日は終日利用可能という例が多いが、市バスは少し条件が厳しく土曜でも10〜16時、更に日祝は一切利用出来ない。
その上均一区間内のみ有効という利用範囲の条件もあり、区間外では例え区間内から乗車又は降車する場合でも一切利用出来ない。利用事業者は通常の共通回数券とほぼ同じだが、区間外にしか路線が無いヤサカバス京北ふるさとバスでは使えない。

バス⇔地下鉄連絡乗車券
地下鉄運賃+160円

バスと地下鉄を乗り継ぐ場合通常より60円安くなる連絡乗車券。バス側は京都バス・京阪バス京阪シティバス京阪京都交通でも利用可能。地下鉄→バスの場合だと券売機で買えるが、バス→地下鉄の場合は車内発売が無く案内所などの窓口でしか取り扱っていないため少々不便。又、乗り継ぎは指定停留所(市バスだと運転席後ろの路線図で黄色く示した停留所)に限られる。

トラフィカ京カード
1100円分1000円・3300円分3000円

市バス・地下鉄共通回数カード。他社では使えないが、10%のプレミアム額が設定されている上乗り継ぎ割引も導入(バス同士90分以内40円引き・バス地下鉄当日以内30円引き)。他のカードもそうだが乗車日時や残額も毎回裏に印字されるので便利。地下鉄券売機でも発売されており、それぞれ発売中の図柄が掲示されている。図柄は定期的に更新されるのでコレクションにも最適。

スルッとKANSAI都カード
1000・2000・3000円

関西の私鉄・バス各社局で使える共通カード。京都市内だとJRを除く各鉄道と京都バス・京阪バス京阪京都交通京阪シティバス近鉄バス京阪宇治バスで利用可能。利用範囲が広い代わりにプレミアム額などの割引は省かれているため、お得感はあまり無い。こちらも時々新しい図柄がリリースされるものの、やる気が無いのか京カードに比べるとペースは鈍い。

市バス専用カード
2250円分2000円

乗り継ぎ割引を省き利用範囲を市バスに絞った分、京カードよりもプレミアム額が多くなっている。但し上の2つに比べるとマイナーなカードで、発売箇所は直営窓口や京都駅などの自販機程度、バス車内での発売も洛西営業所の車両のみ。図柄もこの20年で1回しか変わっていない。