撮影写真より


車いすを載せている大阪市営のリフトバス。20年前、京阪神の各交通局が共同開発し一斉導入。3局とも元々から前後扉だったため、スペース的に無理がある後扉ではなく前扉にリフトに変形するステップを装備。それでもいすゞ以外はフロントオーバーハングを延長する改造が必要だった。車いすを載せる際は、干渉する運賃箱は写真のように位置をずらしていた。
導入もメンテナンスも通常より金がかかり、更にリフトを利用するには今と違い予約が必要だったため手軽さが無く、神戸市の導入は1回きり、大阪市京都市はまとまった数が導入されたものの大阪市は既に全車廃車、残る京都市の車両も車いすヘッドマークをフックごと撤去したため、今はもうリフトが使われていない可能性がある。又、前扉にリフトを装備した例もあまり普及せず、他の多くのリフト付きバスは中扉にリフトを装備していた。