撮影写真より


大阪運輸振興のバス。大阪市の三セクで、市バスの主な委託運行先であるが、たった一つだけの自社路線として住之江公園USJ間の直行バスを運行。
運行は基本的に朝8時に行って夕方6時に帰る1日1往復で、往復ともATCを経由(住之江公園ATCの利用は不可)。夏と冬の土日には住之江からUSJまでノンストップの増発便あり。阪神高速を通ることから座席は定員制で立ち席不可、このため予約制になっている…が、区間的に予約を取らないと乗れないとはあまり思えない。片道運賃は400円、スルッとKANSAIの磁気カードは使えるが、市バスと違いPiTaPa3dayチケットは使えない。
車両は市バスのお下がりとはいえ自社保有の専用車、96年式の日産ディーゼルRM。市バス本体からは既に99年式以前が全滅したため、このバスが90年代に製造された最後の生き残り。だが流入車規制のステッカーが緑(経過措置車両=数年以内に廃車予定)ではなく青なので、しばらくは生き残るはず。車体は西工96MCでありながら、京王バスでよく見られたオリジナルバンパーを装備。京王バスなどJPシリーズではよく見られたが、RMでこのバンパーを着けた車両はかなり貴重。座席は全て換装され、後扉も埋めて席を増設。



大型車で運行していた頃。昔から車両はいつも住之江車庫のこの定位置にいる。



新大阪にて。かつては新大阪や大阪駅からも運行していたが、JRの倍近くもする運賃がネックとなり廃止された。