国道1号線のバス停(伊勢落〜美松)

1号線上のバス停、以前は京都・滋賀県境と草津市周辺のバス停を取り上げたが、今回は栗東市から湖南市にかけての区間。30年前は国鉄バスと滋賀交通が1時間に何便も運行され、10年前の時点でも滋賀交通の路線が残っていたが、05年に一気に廃止され、特に湖南市内の区間では1〜2箇所を除き全て廃止されたが、今でも沿線にはバス停の跡がよく残っている。
今回はまず湖南市の北半分、大体旧石部町内の範囲。バス停は西から東の順に、写真は全て東行き・西行きの順で掲載。地図を貼り付けて激重になったので注意。

国道伊勢落


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以前は伊勢落という名前だったが、滋賀バス草津伊勢落線がより伊勢落の集落近くに乗り入れるようになってからは国道伊勢落と名乗るようになった。ここから西側は今でもその滋賀バスの路線が現存しているが、東側はかなり長い区間でバスが途切れている。

石部西口


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栗東方面から名神の高架を越え、湖南市に入って最初のバス停だが、周りは何もない。伊勢落を過ぎたあたりから、並行する旧東海道とも急に家や商店がなくなり、沿線は工場や企業ばかりになる。

国道江鍛前


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江鍛とは、この近くにある江州鍛造工業所(現ゴーシュー)の本社工場のこと。周りは石部西口以上に何もなく、このバス停だけ検索しても少ないことから、ここだけ先に廃止された可能性がある。
東行きバス停跡の先にある橋のうち、下の方が先日開通したバイパスの石部大橋(上側は名神方面に通じる予定で、完成は2年半後)。これの完成によって、それまで東側だけが繋がっていたバイパスと現道が東西とも直結するようになり、石部〜三雲間の現道区間の交通量は大きく減った。

石部駅


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石部駅の裏にあたる。西行きは交差点の隣にあるのに、東行きは200m近くも離れた位置にある。

石部口


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県道との交差点。かつてここを先頭によく渋滞が発生していたが、石部大橋の開通でそれもなくなった。国道1号線上のバス停はもうないが、南北の県道沿いの石部口バス停は今でもコミュニティバス用として現役。

合川


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以前は湖南市コミュニティバスが1日2往復だけ経由していたはずなのだが、いつの間にか廃止になった模様。

新柑子袋


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ここと次の美松バス停西行きには今でもコミュニティバスが経由しているが、「医療センター線」のうち1日1往復のみ。
このバス停の西行き前には、朽ち果てた門がついた広い空き地がある。ここはかつて滋賀交通の所有地であり、かなり長い間大量の廃車体が放置されていた。いつ頃かに片付けられ、今はタイヤ1本残っていない。

美松


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東行きは一見何もないが、よく見ると意味深なほど歩道の幅が広い箇所が…ここがバス停の跡の跡。工事の際にもうバスベイごと埋めてしまった模様。次回掲載予定でここの東隣のバス停である甲西中学校も既にバスベイを埋めてしまっており、ここにもう二度と路線バスが通らないことを暗示していた。尚、ここも西行きの他に南北のバス停が今も現役。