新聞のわが子紹介欄の名前を全て読めたら天才

鳥取砂丘に行く。丘の中でも最高峰の「馬の背」に登ったのはよいが、そこで戻るのではなく急斜面を慎重に下って海岸まで出てしまったからさあ大変、戻る手段がなくなってしまった。
かなり大回りすれば普通に歩いて戻れるがそれは面倒だと、果敢に高さ40メートル・傾斜角40度以上の砂の坂に挑んだ。1歩ごとに足がまるごと砂に埋まるため僅かしか進めず、その度に靴の中に砂が入ってくる。夏の直射日光でガンガンに温められているので、靴の中にまるでカイロでも敷き詰めたかのように足が熱くなってくる。砂を出そうにも砂地という性質上履きなおすことができず、また上からも直射日光が当たり、上下+斜面という3点攻撃であっという間に体力がなくなっていく。今にも倒れそうになったとき、ふと砂漠で餓死するときはこんな感じなんだろう、と妙なことを意識するようになる。砂丘入り口に戻ったときはそれから数十分経ってから、その消耗ぶりは500mlペットのコーラを一気に飲んでもまだすっきりしなかったほど。ここに来るのは冬にしたほうがよさそうだ。