京都〜和歌山間公共交通まとめ

以前書いたものの書き直し版。今も昔も時間がかかることに変わりない。

JR特急(くろしお・スーパーくろしおオーシャンアロー)
約90分/自由席3150円(指定席3360円/グリーン車5560円)

東海道本線・梅田貨物線・環状線阪和線経由で京都〜和歌山間を直行。停車駅は新大阪と天王寺だけで、一部は鳳と日根野にも停車。梅田貨物線を経由して新大阪〜環状線を直接移動するため、大阪駅には寄りもしない。このため1時間半とかなり早い時間で移動できる。
欠点は3種ともほとんどが新大阪発着であり、京都からの発着系統は3種合わせて1日5〜6便前後。逆に新大阪からは最低1時間に1便はある。新大阪〜和歌山のみ特急にした場合、乗車時間は約100分・自由席で合計運賃2730円。また、経由する阪和線は頻繁に人身事故等さまざまなトラブルで遅れることが有名で、状況によっては1時間半以上かかることもしばしば。

JR在来線(新快速〜関空快速紀州路快速)
約120分/1790円

最低でも大阪で乗継ぎが必要だが、大阪〜和歌山間は関空快速と併結の紀州路快速で一本で移動できる。日根野で分割・連結を行うため、京都→和歌山の場合では紀州路快速の方に乗車する必要がある。運賃は金券屋を使うともう少し安くできることも。
こちらも阪和線の遅延、加えて乗客のガラが悪いことにも注意が必要。

私鉄(阪急/京阪〜梅田/淀屋橋(御堂筋線)〜なんば(南海)〜和歌山市)
約110分/1510円(阪急河原町発着・阪急南海共に特急利用の場合。南海特急を座席指定にした場合は500円加算)

京阪の三条・祇園四条発着だと運賃に10円が加算、乗車時間は特急利用だとほとんど変わらない。JRよりも更に300円安く運賃を安く抑えることができ、特に阪急と南海は金券屋を使うとまだ安くできる。
但し乗継ぎが2回もある上に、特に阪急梅田〜御堂筋線梅田と御堂筋線難波〜南海なんばは距離があるので時間を食われがち。しかもデータイムの難波〜和歌山市直通の特急は1時間に2便しかなく、南海本線和歌山市駅発着の列車自体も特急にプラス普通2便の計4便しかない。更に御堂筋線と南海特急の自由席車(全便ロングシート)はかなり混雑する。

高速バス(京都駅〜関西空港和歌山駅)
約90分+約40分+待ち20〜40分/2600円(乗継ぎ券利用の場合)

京都〜和歌山間の高速バスはなく、リムジンバスを使い関西空港で乗り継ぐことになる(専用の乗継ぎ券あり)。鉄道よりもかなり値が張るが、京都〜関空間は1時間に1便、関空〜和歌山は30分に1便とかなり運行頻度が高く、また飛行機の時間に合わせた空港バスだけに、運行時間帯も5時台から20〜21時台までと鉄道並みに幅広い。必ず座れるのもポイント。今年になって名神経由から新路線の第二京阪道路経由に変更したが、それでも渋滞には注意。