DQ6・その9

ムーアの城でだいぶ長い間戦い続けたら、とうとうサタンジェネラルからメタルキングヘルムを盗むことに成功。最強クラスの武具を敵が落とす・敵から盗むというのはこれまでほぼ無かったので、達成感はかなりのもの。無論、この間にガーディアンのプラチナソードとダークサタンのうつくし草はどんどん溜まっていった訳だが。また、ブースカの山彦の帽子は結局手に入らず終いだった。
レベル50も少しずつ超えてきたあたりで、けじめをつけるために修行を切り上げ、デスタムーアとの直接対決に挑むことにした。ここ最近のシリーズではこの最後で時間をかけすぎなので、これ以上プレイ時間をかけないという狙いもある。職業は、そこまで強くはなかろうということでそのまま。なので戦士が2人なんてのも普通にあったが、これがのちに大変なことに。
SFC版と全く違う決戦の場で、まず第1形態と対決。いきなり防御無視攻撃を連発され、早くも怪しい雰囲気が。倒すと、消えもせず倒したと表示されることもなく、いきなりしゃべり出して第2形態に変身。この変身シーンもSFC版と全く異なる。第2形態は肉体派だが、妙に大防御で身を守る回数が多い気がする。そしてやっぱり異なる変身を経て第3形態へ、悪名高き右手と左手も登場。ここからは鬼畜そのもの。
相手の動きがとにかく速い。必ず先制で2〜3回攻撃されてからこちらの行動に移るため、回復が全く間に合わない。その攻撃もほぼ150ダメージ以上、100以下は相当ましな範囲。本体の火柱が不発し安心しかけたら、輝く息を連発していたせいで左手に追い風を使われ、結局は大ダメージを受けた。どれかを倒しても、両手によるおなじみのザオラルザオリクで復活させられるのは最早お約束。職業が適当なせいでMPも全体的に少なく、ベホマラーなんて連発していたらすぐ無くなった。賢者の石はまだ持っておらず、ハッスルダンスは焦っていたので存在に気づかなかった。普段は使わない馬車内の仲間も文字通り総動員し、頻繁なメンバーチェンジも強いられた。万一のためのメガザル要員を残しておくため、適当な人選でやると必ず間違えて泣くことになるからである。普段ボス戦では滅多に使わない防御も、このときばかりは役に立った。
十数分経ち、両手を倒すとようやく安定。あとは総攻撃し、結局メガザルを発動させることなく勝利することができた。レベルは十分高いはずだったが、職業選びで災いし本気ムドーよりも遙かに苦戦を強いられた。無論SFC版でもここまで苦戦した覚えはない。マダンテを使ってこなかったのは不幸中の幸い。
戦いが終わると、シリーズおなじみの各地訪問。個人的に(大魔王との勝利記念の)優勝旅行と呼んでいるが、毎回ルーラを使わず移動したりするのがかったるいのであまり好きではない。今は仲間との会話がある分まだましだが、SFC版当時はそんなものはなかったため、さっさと目的地に向かいたい一心だった。それでも相変わらずラストのバーバラ消失シーンは泣ける。
エンディングも若干SFC版と違う。エンディングテーマ「時の子守唄」は、元々映画版ガッチャマンの劇中歌。だが、その用途の不遇さと雰囲気にあうということで、大作ゲームのエンディングに大抜擢され転用。既存の曲なのに、まあものの見事にぴったり合っているとは、さすがはすぎやま御大。ここまでの経過時間は37時間。


結局、かなり期待していたDS版6は、一部のシステム・ムービーシーン・会話システムを除き、大半でSFC版以下という結果に終わってしまった。中でも特にSE・BGM関連の劣化は相当なもの。グラフィックも7のプラットフォームが既に10年使い回され続けており、いい加減見飽きた感がする。9発売も天空シリーズのリメイクも完了し、次にリリースされる本編は開発されてるかも不透明な10以外全く情報がない。年数的には7のリメイクだが、もう低性能のDSはいいのでそろそろ据え置き機でリメイクしてもらいたいところ。