広島

史料のために急遽広島行きが決まり、1週間そこそこで予定を立てて行くことになった。原爆の日と被ったが、これもたまたま。
でも折角なので祈念式典に参加。開始1時間少し前に来たのにもう多くの人混みで、最終的に5万人が来場したというのも納得。しかしあの市長の平和宣言のラスト「Yes we can」は最初ギャグかと思った。こんな場面でふざけてたらそりゃ右翼も外であれだけ言いたくなるわ。


式典が終わると慰霊碑前には長蛇の列。ここはもうこれくらいにして、バスセンターから市内各地や呉方面へバスで飛び回る。まずは最近の新車。


芸陽バス広電バスブルーリボンII。もはや色以外はほぼ共通化された。


新車以外にも、続々と中古車も増殖中。

JRバスのLVは元千葉中央バスのあすみが丘専用車。元々ハイグレードなのを更にフルスモーク仕様にしてしまった。


呉市営のMP・広島バスUAは共に東急バスの中古。側面行き先表示は窓ごと移設されているが、整備の際に貼られた銘板が東急バスの証。


アストラムライン上安駅にて、こんな場面にも遭遇。

ワイヤーを使った、世にも珍しいバス同士の牽引。数メートルだけ引っ張ってあとはもう自走していたが、何があったのだろう?そんな第一タクシーのバスは、アストラムラインと共に本日よりICカードPASPYを全線で導入。


夜、再び平和公園に戻ってみたが全く人が絶えることはなく、逆に慰霊碑から離れた中途な場所に長蛇の列が。辿ってみると灯籠を流すための列だった。灯籠とその影が映る原爆ドームが更に川に映った姿は幻想的。カメラを替えたおかげで1/8〜1/2秒といった露出時間が設定できるようになり、三脚なしでもある程度明るい夜景写真を撮れるようになった。


帰り際に三次市を経由。三次駅は特急すら全く通らないために相当寂れている。バスは主に備北交通だが、広島行きの高速バスは頻繁にやってくるのに、一般路線バスは特に日祝は平日の10%ほどにまで減るという、典型的な高速バス頼みの地方バス会社。他にも中国バスがあるものの便数は1日に数えるほど、更に今年の3月で芸陽バスが撤退したなど、ますます過疎ってきている。

備北交通は元々日野ばかり導入していたが、ここ数年は路線・高速ともいすゞが増殖中。といっても既に日野・いすゞのどちらにしても元は同じ車なのだが。