DQ9・その1

最初にサブタイトルとDSというハードが発表されてから実に2年半。向かったゲーム屋には大量のDQ9が用意されており、レジに向かう人も大半はDQ9。一体今日だけで何万、下手すれば何十万と売れたのだろう?
とりあえずその何十万分の一のファーストインプレッション。3と同じキャラメイキングや転職でのレベルリセット、7と同じく本格的に戦闘できるまでが長い、8と同じスキルポイントや錬金といった過去シリーズの特徴も入れつつ、能力によって呪文の威力が変わる、ゲーム途中にオープニングが入るというFFのような演出も。キャラメイクは姿形から目の色までも変えられ、名前もシリーズで初めて4文字を超えて5文字まで入力可能に。戦闘はDQシリーズではジョーカーに続いてシンボルエンカウントを採用し、特に低レベルクリアがしやすくなった。味方が1ターン内に続けさまに攻撃するとどんどん威力が上がるコンボシステムも戦闘をサポート。
欠点としては、やはりハードがハード故に画質がPS1並。その影響で、主要キャラのオブジェクトは精密に描画されているのに対し、それ以外の一般人はドットも粗く8方向しか描画されていないため、かなり見た目に差がある。PS2の8が全員同じ描画だったのとは大違い。それでも、それこそPS1をほぼそのまま移植したDS版4・5とは大違いで、フィールド上での敵の動きあたりは特に不満がないレベル。しかしその戦闘も微妙にテンポが悪く、敵も画面サイズの関係で5体以上出ることがない。ついでに言うと新モンスターのネーミングセンスも最悪で、かっこ悪いネーミングばかり。主人公の当初の職業が旅芸人固定というのも頂けない。
他にも、過去シリーズでは調べられた剣・鎧や鏡などといった、攻略と直接関係ないものが調べられなくなり、更に会話システムも廃止された。会話システムについては仲間との面識がないということで致し方ないか。装備項目やパラメータ項目の増加も過去シリーズに慣れた身にはややこしい。


ゲーム進行では、とりあえず仲間キャラを作ったところまで進めた。戦武僧魔とするはずだったのが、上の通り転職できるまで主人公が旅芸人固定ということで、戦を外すことになった。スタート直後にキャラを作れた3と違って主人公とのレベル差がかなりあるため、装備品の資金を稼ぎつつレベルを調整していく。スキルポイントについては、8で適当に振ってあとに泣いた前歴があるため、ある程度の情報が出るまで全て保留。