富士宮→平塚

東京に行くつもりが、色々あって静岡県富士宮からのスタート。折角なのでここから東京まで路線バスだけで行ってみる。先ずは富士宮→吉原中央→沼津→三島。

富士急バスのうち、沼津以西を担当するのが富士急静岡バス。側幕が何を言いたいのかよく分からないが、恐らく既に発売が終了したバスカードのこと。こういう宣伝手法は初めて見た。

何故か富士宮山梨交通。その昔、山梨交通が買収した小規模バス会社にこの富士宮近辺の事業者が含まれていたことが今の名残。既に子会社の山交タウンコーチに分社、路線も最盛期から大きく縮小したものの、富士急などに譲渡されることなく今も他の山交グループのエリアから遠く離れたこの地で路線を展開。使えるICカードも富士急のPASMOではなく山交独自のカード。

一方、こちらは伊豆箱根バスの80周年記念で登場した旧塗装車。沼津・三島地区と箱根・小田原地区と合わせて数台在籍している模様。

普通のライオンズカラーの伊豆箱根バス。同じカラーである滋賀県近江鉄道には一台もいないいすゞ中型車。西武バスの中古を中心にバンパーが白い車両がいるのも近江鉄道との違い。

沼津登山東海バス。写真のような東海バスカラーもいれば登山バス仕様車も、そして両社を合わせたようなカラーもいたりするので、登山バスなのか東海バスなのかよく分からない。実際は当時の箱根登山鉄道の沼津・三島地区のバスを担当していた子会社と東海バスの同地域子会社を合併させたもので、登山鉄道と東海バス両方の系列。写真のレインボーIIは登山バスとしては昔からいる日野中型車だが、東海バスとしては中型車はいすゞばかりで日野はほとんどいない。

こちらが登山バス仕様。三島駅からこれに乗り、今度は箱根に向かう。箱根から御殿場・小田原・湯河原へは路線が複数あるが、西方面の伊豆地区へ直通するのはこれしかない。ルートの大半が国道1号線の峠道で、さすがに昔から東海道の難所と言われるだけに一桁国道としては山道がかなり長く続く。


箱根峠を越え、ようやく箱根へ。連休だけに混雑が続くと思いきや、この日はそこまで混んでもいなかった。

沼津登山東海バスではなく、これがオリジナルの箱根登山バスICカードはおろか磁気カードすら導入されていない東海バスと違い、こちらはしっかりバス共通カードPASMO両方に対応。

シンプルな色分けの小田急箱根HDカラー。これを含め箱根に来る車両は01年以降に製造されたワンステップばかり。


箱根と小田原は登山バス・伊豆箱根バスと合わせていくつか路線の種類があるが、そのうち登山バス運行の箱根新道経由便はかなりの停留所を飛ばすため最も早いが、車内は相当な混雑。そして伊豆箱根はバス共通カードが使えない、ということで今回は登山バスの1号線経由小田原行きに乗車。所要1時間以上と相当時間がかかるが、混雑ぶりは新道経由ほどではない。

小田原の伊豆箱根バス。沼津・三島と違いPASMOが使えるが、バス共通カードは2エリアとも全線で使えない。


小田原から再び1号線を東、途中の国府津を経由して平塚で一旦泊まり。国府津から神奈中バスのエリア*1となり、平塚は本社を構える地のため多くの神奈中バスが行き交う。

イラストバス・かなちゃん号。神奈中の各営業所に1台ずつしかないため中々遭遇できない。
翌日には今や貴重なエアロスターMにも遭遇。まだ全体で数十台は残っているらしいが、それも今年の夏までに殆どがいなくなる。

*1:正式には小田原駅にも乗り入れているが、日祝朝1往復のみの免許維持路線