市バス新車・その2

京都市バスがイベントを開催する傍ら、ひっそりと新車第2陣を導入。今回は10年ぶりに導入された定期観光用車両で、定観用レトロバス「京のぞみちゃん号」の代替。もはや交通局に代替もレトロバスという余力はなく、そもそも適合するシャシーもないことから、代替は普通の観光バスで行われた。車種はセレガHDで、いすゞか西工ばかりだった定観車としては二十数年ぶりの日野純正車。

アクセントピラーはなく愛称は「きよみず」。特有のデザインで制約されがちな塗装デザインも無難なかたち。

これがケツ。ハイデッカーではあまり見られないリヤメッキガーニッシュを何故か装着。
同型車がいる京阪バスとほぼ同じ仕様だが、違うのはコース名とコース記号が両方とも行き先表示の部分に表記されている点(京阪バスは別々で記号部分のみ幕)。そのため側面行き先表示はサボ+コース記号専用幕の京阪バスに対し、こちらは一般の高速バスと同じ二段式LEDで実質近距離高速仕様。尚、今まで定観のパンフレットにはレトロバス使用コースにそれとわかる表記があったが、廃車に伴いこの12月発行分からは表記は削除された。廃車後は保存されなかった「チンチンバス」と同じく恐らく中古車市場には出回らずこのまま解体。