大阪府・兵庫県境を越える路線バスたち

調べたら大量に出てきた。大半は阪急バスだが、極端に便数が少ない系統もいくつかある。

阪神電鉄バス野田甲子園線
大阪市尼崎市

阪神電鉄の本社がある野田阪神駅から国道2号線経由で兵庫県に入る。阪神尼崎の西にある浜田車庫行きと甲子園行きがあるが、両方足しても2時間に1便とかなり少ない。特に甲子園→野田は全日朝夕の2便、土日の野田→甲子園は19時台の1便のみという状況。同じく2号線を走破する有名な長距離線・尼崎神戸線は今もなお12分間隔という多さなのだが…。

阪急バス18系統
大阪市尼崎市

ほとんどの便が梅田から加島駅までだが、朝夕に神崎川(県境)を渡ってすぐの西川停留所、昼間には更に先の阪急塚口行きがある。元々トロリーバスが走っていた区間で、神崎川を渡る手前まではほぼ全線並走する大阪市営97・97A系統と共に相当な便数を誇る。

阪急バス11・24系統
大阪市豊中市尼崎市

11系統は梅田、24系統は御堂筋線江坂駅よりそれぞれ阪急園田へ向かう。運転間隔は11系統が1〜2時間、24系統が30〜60分。11系統の半数を占める上津島行きは県境手前で終点になる。

伊丹市営23系統
豊中市伊丹市

メインはJRと阪急の伊丹駅から市の南東端にある岩屋方面への循環路線だが、一部便だけほぼ県境の位置にあるクリーンスポーツランドまで足を延ばす路線がある。ここから阪急バス96系統阪急曽根行きに乗り継ぐことができる。便数は平日120分間隔なのに土日になると60分間隔と増える。クリーン⇔曽根は全日30〜90分間隔とばらばら。

伊丹市営25・26系統
豊中市伊丹市

25系統はJR伊丹発、阪急伊丹経由大阪空港行き、26系統はJR伊丹から空港まで直行。行き先表示には飛行機のアイコンも入る、伊丹市営の代表的な路線の一つ。25系統は30分間隔だが、JR伊丹と空港からは60分間隔の26系統も加わり毎時3便に。

阪急バス96・97系統
(豊中市〜)池田市伊丹市尼崎市〜西宮市

96系統は阪急石橋から171号線を経由して阪急西宮北口まで結ぶ、数少ない阪急宝塚線神戸線を直接つなぐ路線。一日1便だけ、大阪側が石橋から豊中に変わる97系統もある。96系統は60〜120分間隔、97系統は豊中発が朝7時25分、西北発が18時30分。

阪急バス空港宝塚線
豊中市池田市川西市宝塚市

何故か系統番号がない。空港アクセスに特化している路線のため全線176号線を経由し停留所も距離の割に少ない。ほぼ60分間隔で、宝塚・大阪空港とも専用の乗り場から発車する。

阪急バス69系統
川西市豊能町

能勢電畦野駅の近く、173号線上にある畦野停留所から能勢電妙見口駅まで。何故か途中停留所は妙見口駅の近くの保育所前1箇所しかない。並走する能勢電の方が使えるからか、昼間に1往復だけ運行、日祝運休の免許維持路線。

阪急バス妙見口能勢線
豊能町川西市能勢町

妙見口駅から川西市に入った妙見ケーブルの前を通り、能勢町の倉垣地区を循環して妙見口に戻る。2便だけ能勢町宿野方面行きがあり、後述の山下方面へ乗り継げる。両方足して運転間隔は60〜120分。日祝にはケーブル駅行きのバスが臨時増発(昼間に20〜60分間隔)するが、正月を除く冬季は運休する。

阪急バス73〜77系統
(池田市⇔)川西市猪名川町能勢町

能勢電山下駅から能勢町方面の路線。それぞれ経由地や終点が微妙に異なるが、全系統能勢町役場近くの能勢町宿野バス停を経由。最も多い73系統の終点にもなっている。その73系統の支線である池田発着便は免許維持路線で、日祝朝の1往復のみの運行となっている。山間部の路線だけに便数は少なく、全て足しても1時間に1便がやっと。日祝は73・77系統だけになる。