大阪府境を越える路線バスたち

続編。大阪府兵庫県は数が多いので後回し、大阪府京都府は先述の通り。

大阪府奈良県
京阪バス18系統
交野市⇔生駒市四条畷市

京阪交野市駅から生駒市内を通り、再び大阪府内(四条畷市)に入った田原台一丁目までの路線。田原台周辺では後述の生駒駅方面行き、四条畷市コミュニティバス四条畷駅方面へ乗り継げる。現在奈良県内に乗り入れる唯一の京阪バスだが、便数は平日3往復、土日2往復と相当な過疎路線。※現在は土日のみの運行

奈良交通79・85・86・96系統
四条畷市生駒市

85系統が田原台九丁目行きなのを除き、生駒駅南口から田原台一丁目までの路線。団地内の路線なので4つとも経由地が微妙に異なる。85系統は平日朝夕と土曜朝1便だけだが、それ以外は全て足して10〜20分間隔と比較的多め。時間さえ合えば田原台一丁目で上記の交野市行きに乗り継げる。

近鉄バス50・51系統
八尾市⇔三郷町

かつては阪奈直通の路線があった近鉄バス最後の県境越え路線。西信貴ケーブル高安山駅から信貴生駒スカイライン経由信貴山門行き、所要時間はわずか5分。他の近鉄バス路線からはかなり離れていて、カード類も使えない。信貴山門から隣の信貴山西町停留所からは奈良交通のJR三郷駅方面への便があるが、近鉄バスが30分間隔に対しこちらは2時間と少ない。

大阪府和歌山県
和歌山バス那賀・南海ウイングバス南部岩出樽井線
泉南市岩出市

後述の粉河熊取線共々、特急と称されて運行している。JR岩出駅と南海樽井駅を和泉山脈を縦断して直接結ぶので、電車で和歌山市内経由で行くよりもかなり近道で安い。但し弱点があり、カード類や一日乗車券が一切使えない。便数は基本的に60分間隔だが昼間に2時間ほど空く時間帯がある。

和歌山バス那賀粉河熊取線
熊取町紀の川市

JR粉河駅〜JR熊取駅で、岩出樽井線よりももう少し東のルートで県境を越える路線。以前は那賀・ウイング南部・水鉄の3社体制での運行だったが、既に2社は撤退したためこちらはカード類の乗車券が使用できる。だがこちらにも弱点があり、大阪側の終点がJR熊取駅南海線を経由しない(岩出樽井線はJR和泉砂川駅を経由)ため、南海線へは熊取駅から南海ウイングバス南部泉佐野駅行きに乗り換える必要がある。岩出樽井線と違い、ダイヤは完全な60分間隔。