福井・金沢

北陸に行くのは2年ぶり。以前は富山廻りだったが今回は手前の福井廻り。京都府と接地してる割に実際に行ったのはこれが初めて。利用したのはこの日に開業した大阪〜福井のバス。曇天の福井駅に着き、早速名物の越前そばとソースカツ丼を頂いた。実はほとんどそばなど外で食べないので出されたそば湯をどう使うのか分からなかったのはここだけの話。

福井市を含む嶺北地方のバスはほとんどがこの京福バス。同系列の京都バスとはバンパーの色を除き全く同じ外装デザイン。しかし車種は共通してるのがほとんどないため京都バスを見慣れた身には違和感が結構するもの。仕様も前後扉こそ同じだが、比較的遅くまで二段窓だったこと、側面幕が京都バスのような窓下ではなく縦幅いっぱいに使った大型タイプを使用しているなどかなり相違点がある。

新車も中型ノンステップバスを中心に導入。最新車はまだ全国的にもあまり台数がない一つ目のレインボーII。

市内で路面電車を走らせている福井鉄道も、嶺南地方が主力であるバスに関しては2路線だけ福井市内に乗り入れている。親会社の名鉄と同じくほとんどがふそうのバス。


ここから坂井市の本丸岡に向かう。最初は距離にしちゃ安めな運賃だったのに九頭竜川を渡るといきなり跳ね上がった。終点の京福バス本丸岡BTは車庫と小さな営業所兼待合室からなる昔ながらのバスターミナル。

京福バスもかつてはワンロマ車も導入していた。塗装色は同じだがデザインが異なる貸切車の旧デザイン。


次にリムジンバスで小松空港経由の小松駅へ。このリムジンバスこそが長距離高速バスを除くと唯一の石川・福井の県境を横切るバス路線。

小松市の路線バスは小松バス。石川県内では数少ない非北鉄グループの路線バス会社(但し系列としては両社とも名鉄グループ)。北鉄からの中古でもある昔のレインボーは積雪があっても見えるようにフロントウインカーの位置が高い寒冷地仕様
ここまで来たからには折角なのでジェイバス小松事業所も覗きに行った。小松駅の隣、粟津駅から徒歩20分と中途に遠いところにある。小松駅からでも傍まで来るバス(月津線)はあるが1日朝夕の4便しかない。

中は横浜市営のブルーリボンシティハイブリッドがずらり。京都市バスも来年開業の70系統用ポンチョが。


もう一度小松駅に戻り、寺井経由でバスだけ使って金沢へ。相変わらず一日乗車券の範囲が狭い&高いのでICカード「ICa」を使う。なんかポイントが貯まるような仕様に変わっていたため2年前に買った自分のICaはポイント非対応で交換対象だった。無料だがどうせ数年に1度しか来ないのとめんどくさいのとでそのまま使った。

以前はほとんどいなかった北鉄の大型ワンステップバス。ここ2年で急増殖し、いすゞ以外の3メーカーが在籍。

それ以前に集中的に導入されていたレインボーHRの長尺車。ノンステップ塗装のヘッドライト間ブラックアウト処理はバンパーとヘッドライトが一体化されているエアロミディと西工では省かれる。

分離子会社を中心に中古車も導入。特徴的なシートもそのままに大阪市営から金沢へ。


帰ってきた頃にはもうクリスマスだったがこの3日間で計15キロほども歩いたのですぐに寝た。彼女がいないからクリスマスがどうたらとかそんなのどうでもいい。