平成18年度末 自動車交通関係移動等円滑化実績等について

確か去年もこれについてのネタを引っ張り出した気がする。ここの資料として100台以上所有のバス事業者においてのノンステップバス導入比率ベスト30と全都道府県別・全一般路線バス事業者別のノンステップバス導入比率が付いている。up日が随分前の話になるのだが・・・。
事業者別ノンステップバス導入率で相変わらずトップを突っ走る尼崎市営は遂にツーステップが残り15%・20台にまで減った。今年度末には夢の100%にいきそう。11位までが比率5割以上だが、そのうち尼崎市営と京都市営以外はやはりというか全て首都圏。30位以内に京王系が4社、東武系が3社と強さを見せつけた。逆に北海道・信越・四国・九州はそれぞれ1社局のみと寂しいランクイン。旭川電気軌道は道内でも特にノンステップバスの導入に積極的、熊本市営は中古も入れつつノンステップ車も導入。伊予鉄に限らず四国島内は何故かほとんどのノンステップがレインボーHR。北鉄はKC-車までは大型車だったがKL-から中型10.5m車にシフト、コストを落として台数を増やした。しかしランクインすらしなかった東北・中国はどうなのかというと、東北は最も多い庄内交通・山交バスでも10%台。中国は松江市営と船木鉄道が40〜50%台だが所有台数が100台以下なのでランキングからは除外されている。100台以上だと、防長交通サンデン交通が10%台と妙に山口県が頑張っている。
大手で一番比率が低いのは相変わらず西鉄、以前よりもノンステップバスの導入台数は増えたがそれでも1%にも満たない。その次も同じく西鉄バス北九州、600台近くと一部分離の子会社としては異様な多さだがノンステップバス路面電車代替路線用のUAとRAが3台だけ。九州産交の分離子会社・産交バスや北海道の道北バスも比率が低い。
都道府県別ではいよいよ東京都が50%に迫る勢い。京都市営の暗躍で京都府も昨年に続き2位をキープ。その陰で沖縄にすらノンステップがある今になっても大分と秋田は未だ0台。他の東北各県も低いが、岩手は岩手県交通国際興業の中古でも入れば比率が上がるかもしれない。福岡は西鉄がノンステップのまとまった導入でもしない限りずっと1%以下のまま。