JRと私鉄ではターミナル駅が離れている場合がよくある。ここでは関西の地方都市に絞って幾つか上げてみる。これらは所要時間10分以内なら運賃100円とかした方が集客が上がりそうだ。
大津(JR)〜浜大津(京阪):5分100円
大津駅から浜大津駅までは1km強離れている。両駅に乗り入れる近江鉄道・江若交通・京阪バスの全系統を合わせると昼間時間帯は1時間に7便という多さ。途中停留所は2カ所で、運賃は特別区間としてこの両駅間のみ100円、その他区間は倍の初乗り200円となっている。尚、大津駅から湖西線の西大津駅までは約15分220円で、昼間時間帯の便数は浜大津までと比べて半分ほど。
堺(南海本線)〜堺東(南海高野線):11分210円
南海での堺市2大ターミナル。この間には循環バスとして途中色々経由する便があるが、両駅間を直通するのが南海バスの堺シャトル。豪華仕様の専用車で堺〜堺東を11分で結ぶ。日中でも6分間隔、平日朝は4分間隔と相当な頻発運行。因みにこの便は南海バス唯一の前乗りでもある。
茨木市(阪急)〜茨城(JR):7分210円
阪急の駅とJRの駅が微妙に離れている代表格。バスで行くには近すぎるし歩くには少々遠い。距離の割に初乗りからして210円と少々高い。こういうとここそ100円運賃にするべきだと思うのだが…。
和歌山市(南海)〜和歌山(JR):15分210円
和歌山市のターミナル間は約3キロと若干距離がある。同区間にはJR紀勢本線の支線がある(6分180円)が普通列車は1時間に2便しかないためバスの方が圧倒的に利用客が多い。この区間のバスは最短で結ぶ「和歌山シャトル」他かなりの系統が経由。和歌山シャトルは運行する南海系の和歌山バスが上記の堺シャトルを参考に始めたもので今年までちょっと豪華な専用車だった。
伊丹(阪急)〜伊丹(JR):3分200円
これらの区間は1キロもないのでバスよりも歩いて行った方がよさそうだ。