鉄道と高速バスの比較・大阪〜鳥取間

この区間では高速道路があまりない割に高速バスが強い。

特急「スーパーはくと」約2時間30〜40分・6290円/「はまかぜ」4時間22分・6620円

スーパーはくと」は第三セクター智頭急行が所有する気動車特急。山陽本線の上郡から北に延びる自社線と因美線を経由して鳥取へ向かう。約120分間隔の運転で、運行区間は京都〜倉吉間(一部鳥取止まりあり)。
はまかぜ」は、姫路から播但線山陰本線経由。通常3往復あるうち1往復だけ鳥取まで足を伸ばす。但しこちらの方がかなり遠回りのため、時間も運賃もこちらの方が嵩張る。

特急「スーパーいなば」+在来線/約3時間20〜30分・4920円

上記の「スーパーはくと」と同じルートを、途中の鳥取〜上郡間だけ同じく智頭急行の岡山行き特急「スーパーいなば」を使い、あとは在来線を利用。「はくと」よりも+1時間だが運賃は-1700円。「いなば」自体は1日6往復。

高速バス「鳥取〜神戸・大阪線」約3時間10分・3600円

日本交通が長年走らせている伝統路線。なんば行き・梅田行き・神戸三宮経由なんば行きの3種類があり、一部弁天町やUSJへ向かう路線もある。全て合わせると30〜60分間隔のかなり高頻度な運転(3分の2がなんば行き)。鳥取県は米子にしか高速道路がなく、本路線も兵庫県中国道佐用ICからはずっと国道を経由する。その割には上記の「いなば」利用素ルートに匹敵する。その上運賃は更に-1300円、「はくと」と比べると+30〜40分の-3000円となっている。なんば〜梅田間は地下鉄を使えば20分かからないので、実質時間差は1時間あるかないかといえる。

在来線(智頭急行因美線経由)/約4時間10〜40分・3780円

高速バスと僅か180円しか違わないこの区間。但し智頭急行線と因美線の便数がかなり少なく(智頭〜鳥取普通列車は2時間に1便)、乗り換えも3〜4回強いられる。