新型エルガ&ブルーリボンII+市バス新車・その2

エルガ&ブルーリボンIIが新長期排ガス規制と低排出ガス重量車認定となるように改良。エルガは形式が排ガス規制記号PJ-からPKG-に、開発順序1から2に変わった程度だが、ブルーリボンIIはそれに加えてヘッドライトが2つから1つになった。これまでエンブレム以外ではハンドルや銘盤くらいしか両車種の相違点がなかったので、これは分かりやすくなる。しかしエルガの縦2灯に比べると、どうもヌルいような、なんか脱力系に見える。その姿は日野公式サイトで確認すべし。
そんなブルーリボンIIに西工ボティを架装するという、今までありえないと思われていた車両が京都市バスに登場。これが日本初の西工製のブルーリボンIIだ。

…どう見てもいすゞ+西工です。本(ry
いすゞのバスを製造するジェイバス宇都宮作業所がもう満杯らしく、自社だけでは手に負えないが故に最早消えゆくのみと思われていた日野+西工の組み合わせが数年ぶりに復活したわけ。確かにハンドルには「HINO」とあるし、銘盤はちゃんと日野と西工のプレートが付けられている。しかしそれ以外はいすゞと全く同じ。エアコンすらブルーリボンIIでは装着例が少ないサーモキング製を乗っけてるのでまるで同じに仕向けたようにしか見えない。まあこれが両車種ともデンソー製エアコンだったら純正でも全く同じ姿となるのだが(都バス・横浜市営など)。当車両も市バス伝統の安全確認窓&方向幕をしっかり装備。安全確認窓や後部大型方向幕なんていう特注装備も西工にかかれば朝飯前。
参考に市バスが昨年導入したいすゞ+西工の車両をupしてみる。撮影場所まで同じだから違うといえば本当にナンバーくらいしかない。

尚、当車両は十数台が梅津や九条などに配備。これで九条は横大路に続いて全メーカーが在籍していることになる。以降の新車に対しての代替廃車予定車両は既に側背面広告が抜かれているので、撮るならお早めに。