フェリー乗船記・大阪南港〜新門司港(名門大洋フェリー)

大阪発の1便「フェリーきたきゅうしゅう」に乗船。この時間帯は一般客よりトラック輸送が多め。
16時より乗船受付開始。この時間から既に展望浴室が開いている。夜は何も見えないので今のうちから入る客が多いようだ。

17:20

定刻で出航。一旦バックして方向転換した後、西へ向かって航海し始める。この時の時速は39km。
ここで船内散策。受付兼売店では21時半まで&4時半からおみやげやお菓子、カップ麺飲み物、雑誌新聞などが販売されている。又、等級の変更も追加料金を払えば可能。何故か風俗情報誌も売ってた。「チン労感謝でいっぱい出して」だってw
すぐ近くにはマッサージ椅子(15分300円)、テレビがある休憩スペース(場所によっては非常に映りにくい)、喫煙専用スペースが。
自販機では飲み物や酒、アイスにカップヌードルが販売されている。値段は飲み物が一般より+10円、カップヌードルは各種250円。尚、酒は夜間11時以降の販売は停止される。
自販機の近くには冷水機と給湯器、そして大阪市営や阪急、京阪、近鉄、南海、阪神京都市営の路線図。しかしこの路線図、阪急の洛西口がなかったり京阪特急がノンストップだったりとかなり古い。
自販機の向かいは麻雀ルームとラウンジだが使われていないようだ。その隣はテレビもあるスナック、営業は19時からだが既にトラック野郎の溜まり場と化していた。
レストランは17時から20時半まで。カフェテリア方式でメニューは500〜800円。ごはんと味噌汁を注文した場合、以降お替り自由。やはりここもトラック野郎の酒盛り場となっていた。朝は4時半からやっている。
レストランの向かいが展望浴室。100円返却式ロッカーがあるがかなり小さい。タオルはないので予め持ち込むか売店で買う(小さいのが200円と250円、バスタオルが1000円)。朝風呂は昔はやってたらしいが今はない。浴室とは別の場所にはシャワーもある。
そして今回寝る肝心の2等客室、完全自由で1つの部屋に大体12人ずつ分くらいの毛布と枕が向かい合わせに置いてあるスペースが2つ。間には物を入れられる棚があり、壁にはテレビもある。両端の壁には鉄道の網棚のようなものが設置されている。どこで寝るかは完全自由。尚、2階は高等級の船室、3階は乗組員専用。

18:30

明石海峡大橋をくぐる。見てみようとデッキへ出てみたら風がとんでもなく強く、そして寒い。だからなのか出てきている人は殆どいなかった。
その後、飯を食って客室へ。この日は結構空いていて、1つのスペースに5〜8人ほどしかいない。折角なので2人分のスペースを使わせてもらった。21時過ぎに風呂へ行ったが、誰もいない貸切状態。最も、肝心の風景はとんでもなく低い裸眼視力&真っ暗闇で何も見えなかったが。

22:30

少し前の案内アナウンスののち消灯。全客室の一部を除く照明が全て消える。廊下やエントランスは点いているので起きてる人はテレビを見ていたりしていた。
寝ようとしたが、船独特の断続的に続く微妙な揺れと微妙な騒音で全く寝付けない。結局寝付けたのは1時間あるかないかだった。

4:30

起床。この時間から売店とレストランが再開する。同時に売店前ではおにぎりやピザトーストが売られていた。

5:20

定刻で新門司港に入港。上陸後、一般客はすぐに出る門司駅経由小倉駅行き送迎バスに乗り込む。門司までは20分、小倉までは40分。

時刻
所要時間は12時間。1便は旧造船「フェリーおおさか」「フェリーきたきゅうしゅう」、2便は新造船「フェリーふくおか2」「フェリーきょうと2」で運航。
下1便 下2便 上1便 上2便
17:20 20:00 大阪南港(大阪市住之江区) 5:20 8:00
5:20 8:00 門司港(北九州市門司区) 17:20 20:00
運賃
原油市場の状況により更に値上げする可能性がある。尚、特別と特2洋Aは1便、特2洋Bと特2和は2便にそれぞれ設定がない。
特別 特等 1等洋 1等和 特別2等洋A 特別2等洋B 特別2等和 2等洋 2等
19200 19200 14700 13200 10700 9700 9700 8700 7200

特別と特等はツインルーム、洋室は2段ベッド、和室は畳やカーペット敷き。特別と特等は更に使用料として5000円必要。
この他、往復や学割で2割引、早期発券やネット予約で1〜2割引、割引カード「シティラインカード」の会員なら2割引など、割引制度が充実。但しこれもお盆や年末年始では殆ど利かなくなる。

予約・発券
2ヶ月前より受付。何れの場合も乗船時に港で乗船名簿に色々記入する必要がある。

電話…予約センター(06)6449-1489や各支店
窓口…出航する港、旅行代理店